ROM焼き試験場

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【徹底比較】Redmi 12 Turboと同額で完全上位互換なrealme GT Neo5 SE発表。

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徹底抗戦!

 

realme GT Neo5 SEが中国で発表

www.realme.com

7+gen2搭載で3.8万円という超安なRedmi Note 12 Turboの発表から5日。realmeでも同SoC搭載機の発表が予告されていた。

Redmi note 12 turboの実機レビューは↓

mitanyan98.hatenablog.com

GT Neo5SEのレビューは↓

mitanyan98.hatenablog.com

 

 

そして昨日正式発表されました。

結果、Redmi note 12 turboが完全敗北してしまいました!

スペック

優れている箇所を赤文字にしてあります。realmeのほうが明らかに赤いんですが!

mitanyan98.hatenablog.com

優れている点

メモリ最新規格LPDDR5X採用※12Turboも同様だった

mitanyan98.hatenablog.com

実はNote12TurboもLPDDR5Xでした。

 

SoCは12Turboと同じSnapdragon7+gen2を搭載している。しかしRAMにLPDDR5Xの最新規格を採用しています。

LPDDR5Xは従来のLPDDR5と比較して1.3倍のデータ転送速度を持っている高速なメモリである。だが実のところ7+gen2はLPDDR5Xのその高速なデータ転送帯域には非対応。5と比べると電力消費が少ないようだ。なぜ採用したかは上位機種で安く使うため大量に仕入れ、それを下位機種でも搭載してしまおうというもので採用したらしい。

 

ストレージ構成は12Turboと全く一緒で、8/12/16GB+256/512GB/1TBになっている。

更に大型VC搭載

Redmiの3725㎟よりも大型な4500㎟のVCを搭載することで更に熱対策されています。

realme GTシリーズに搭載されている専用ゲーミングモードのGTモードと組み合わせても発熱を抑えられそうです。

ディスプレイ性能が強い

12 turboの弱点でもあるあまり高くないディスプレイ性能。GT Neo5 SEが完勝しています。

まずリフレッシュレート144Hzまで対応しています。Note11TProでは液晶で144Hzに対応していたが、有機ELでもいけるんですね。

下あごも抑えられており、2.31mmのようです。フラットディスプレイです。

解像度1.5Kと、ピーク輝度1400ニト、調光性能も全てRedmiを上回っています。

Redmiでは240Hzとショボいタッチサンプリングレートだったが、7倍くらいの性能になっています。つえー

顕微鏡カメラ搭載

メイン、超広角は似たような構成だが、マクロレンズが「顕微鏡」になっています。

40倍拡大ができるようです?最近のXiaomiの2MPマクロは使い物にならないショボいものだが、顕微鏡レンズは非常に気になる。有機EL配列も撮れそう

バッテリー容量、充電速度も強い

バッテリー容量は大容量5500mAhを搭載しています。

充電速度も100Wの超高速充電に対応。120W充電の神ジューデンを使っているが充電W数は多ければ多いほど快適! 気になる寿命だが、SUPERVOOC Sチップの電源管理能力で1600回充放電しても80%の最大容量に抑えられるようです。一般的に800回で80%なので、2倍以上持つ計算になります。

対応バンドもバッチリ

2G:GSM: 850/900/1800/1900

CDMA BC0

3G:WCDMA: B1/B5/B6/B8/B19

4G:FDD-LTE: B1/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B26/B28A

TDD-LTE: B34/B38/B39/B40/B41(2515-2675MHz)

5G:SA: n1/n3/n5/n8/n28a/n40/n41/n77/n78

NSA: n1/n3/n41/n77/n78

対応バンドは上記のとおりで、12Turboが非対応なAu系プラチナバンドのB18、B26にしっかりと対応している。4Gは4キャリア全て対応している。5Gはドコモn79に非対応です。

 

昔騒がれたVoLTE対応だが、最近のrealme/oneplus機では塞がれている端末は無いのと、非rootでVoLTEを動作させる方法があるのでおそらくその点の心配は無用である。

GPSデュアルバンド対応、画面内指紋認証

GPSで掴む衛星が多いのでより正確に現在地を測位できます。(L1+L5で、RedmiはL1のみ)

これは個人の好みがあるが、画面内指紋認証にも対応しています。高速なSoCなので認証速度も速いでしょう…側面よりコストがかかっているのは明らか!

価格

以上、Redmi note 12 turboより優れている点がバンバン出ていて、価格は…

8GB+256GB:1999元(3.8万円)

12GB+256GB:2199元(4.2万円)

12GB+512GB:2299元(4.4万円)

16GB+1TB:2599元(5.0万円)

となっている。おい!まったく同じじゃないか!

コスパという点でも優れているだろう…

 

ただし、12GB+256GBモデルだけ100元高くなっている。

劣っている点

流石に全ての要素で勝っているわけではないようで…

カメラOIS非搭載

Redmi note 12 turboにはOIS(光学手振れ補正)が搭載されており、手振れに強いがGT neo5 SEは非搭載。ミドルレンジ級の端末、センサーであるため不要かもしれないが、OISが無いのは明確な弱点。

重量、コンパクトさ

12Turboは181g。GT neo5 SEは193gです。10g以上重いので結構変わるかもしれない。

ディスプレイサイズが大きいのもあり、本体サイズも若干大きいです。

イヤホンジャックが無い

リモコン代わりになる赤外線ブラスター、NFCには対応しているが、イヤホンジャックは非搭載になっています。

カラーバリエーションが極端

realmeGT Neo初代の人気カラーの「最終幻想」をリバイバルしたものと、黒色の2色展開になっている。

ものすごい派手なカラーか、地味な黒を選ぶかという2択になっています…

Redmiは3色展開で、良くも悪くもバランスがいいかもしれない

Widevine L3である

中華版realme機はWidevine等級が低く、L3なのが一般的。なので対応コンテンツを見るのには向いていない。

対してXiaomiは中華版なのにL1対応していることがほとんど。(BLU・Root化してもそのまま)

ROM焼き、改造のしやすさ(オタク特有の早口)

この点、Xiaomiに勝てるメーカーはあるのだろうか?

realmeはブートローダーアンロックは可能なものの、そこから先の面倒はあまり見てくれません。(OTAのリンクが非公表だったり、ましてやFastbootROMなんか存在しないし)

グローバル化のしやすさも段違いで、公式でFastbootから焼けるファイルが用意されているXiaomiと、文鎮化リスクを抱えながら手焼きしていく(もっと便利なツールがあるのかもしれないが)realme系とは比較にならないだろう…

 

基本グローバル化が難しいので、中華ROMのまま使い続ける必要があるが、中華realmeUI(ほぼColorOS)の使いやすさは、日本語が使えるだけで実際の挙動はMIUIの方がましな方だと思っている(これは人によるが、Oneplus11でこりごりだ)

現在はMagiskモジュールやXposedモジュールも充実してきたので当時ほどは使いづらくないだろうが、完全グローバル化できないというのは劣っている点と言えるだろう。

 

グローバル版を買えばよいかもしれないが、realmeの場合中華版と比較すると値段が跳ね上がる。

まとめ

realmeが向いている人

  • 中華版realmeUI経験者で、慣れている人
  • 性能重視
  • 画面内指紋認証が好きな人

Redmiが向いている人

  • 完全グローバル化をしたい人
  • Magiskで弄りたい人
  • 軽量な端末が好きな人

全く上位互換なのにRedmiの徹底対抗で同価格でぶつけてくるとは思ってもいなかった。中国国内では大ヒット間違いなしだろう。

 

※自分はColorOSが嫌いアレなのと既にRedmi note 12 turboを買ってしまっているのでこれを選ぶことは無い…

 

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