- Magisk
- Magiskアプリのダウンロード
- インストール方法
- 必要なもの
- ①ブートローダーをアンロックする
- ②.1 カスタムリカバリがある場合
- ②.2 Magisk開発元で推奨されている方法
- Rootチェック
Magisk
大昔はSuperSU等いろいろRootアプリがあったが、現在は100%「Magisk」というアプリが使用される。今はカスタムROM自体にRoot機能を組み込むメリットも少なくなりMagiskが多く使用される。
この機種専用、といったような方法ではなく、理論上はブートローダーアンロックができればあらゆるデバイスをカスタムリカバリが無くともMagiskを使ってRoot化することが可能。
逆に言えば、「アプリを入れて端末単体」でRoot化するのは今現在は不可能ということだ。
そういったアプリは脆弱性を突いてRoot権限を奪うというものでセキュリティリスクが非常に高い。
iRoot、KingoRoot、One click Root等、Root化可能を謳うようなアプリがあるが、ソースコードや動作の仕組みが隠されており中には完全にウイルスやマルウェアが仕込まれている事もあり、非常に危険なので絶対に使わないでください。
Magiskは、オープンソースで開発が進んでおり透明性が高い。また単体でRoot化を隠すことも、モジュールを追加することもでき、拡張性が高い。
詳しくわかりやすい仕組みや利点の解説は以下のサイトを確認してみてください。
Magisk とは何か ― その機能と導入のメリット | neggly.org
Magiskアプリのダウンロード
Android12やMediaTek製SoCの端末ではバージョン24かCanary(アルファ)版のみ正式に対応している。(2022年1月現在)
しかし、Android11でもなぜかv23の動作自体が不安定になっているのでv24以降を推奨します。
正式版
Magisk-v○○.apkをダウンロードする
APKをそのまま端末にインストールする。
Github以外からダウンロードするMagiskアプリは危険なコードを含む可能性があるので使用しないでください
Canary版
Canary版はDSUのサブOS側でもMagiskを使うことができます。
Canary版はトップページにあるDownloadsのCanaryを押すことでダウンロードされる。
以降のやり方は一緒
インストール方法
必要なもの
- 本体
- USBケーブル
- インターネット環境
- 端末のboot.imgファイル
①ブートローダーをアンロックする
「端末名 ブートローダーアンロック」などで検索し、ブートローダーアンロック方法を実行してブートローダーをアンロック状態にする。
※GetdroidtipsやTweakdroidなど、存在しない端末のBootloaderUnlockの方法を紹介しているサイトがありますが、完全な嘘サイトなので参考にしないでください!!!!!
正式な手順でブートローダーアンロックができない機種
※富士通の一部機種(Arrows Be4 plusのみ確認)はなぜかアンロック可能
※国内キャリアのXperiaは有料で非公式アンロックが可能。海外版は正式に解除可能
※Huaweiは一部機種は分解して非公式アンロックが可能
※Oppo系は一部機種可能
②.1 カスタムリカバリがある場合
端末によっては有志が作成したカスタムリカバリがある。
PitchBlack Recovery Official Devices - PitchBlack Recovery Project
2.1.1 TWRP系(OrangefoxやPBRP含)の場合
端末をTWRPで起動し、MagiskのAPKファイルを端末にコピーする。
APKファイルをそのままインストール(Flash)する。
TWRPのバージョンが古く、APKが出てこない場合は拡張子.apkを.zipに変更する。
再起動してアプリ一覧にあるMagiskを起動し、ポップアップに従う。
2.1.2 TWRP以外のリカバリ(LOS recovery等)の場合
Apply update→ADB sideload を実行し、サイドロードモードにする。
PCから以下のコマンドを実行する
adb sideload Magisk.apk
拡張子はAPKのままでOK。バージョンは適宜打ち換えてください。
TWRPでもSideloadに対応していれば同じ方法が使えます(advanced→sideload)。端末にコピーする手間が省けます。
再起動してしばらく待つと、アプリ一覧にMagiskが出てくる。起動し、ポップアップに従う。
②.2 Magisk開発元で推奨されている方法
端末のboot.imgを用意する。
boot.imgはカーネル(OSの中核機能)も含まれているので、バージョン違い、リージョン違い、機種違い等boot.imgを使いまわすことは不可能です!!
アップデートでMagisk消える→旧Verのパッチ済みBoot.imgを焼く等すると起動しなくなる可能性が高いです。
boot.imgが配布されていない端末でもDSU等を使い端末から抜き出すことができる。
au版Redmi Note 10 JE(XIG02)にMagiskを入れてroot化させる!- ミ田ろぐ
Xiaomi端末であれば公式がファームウェアを公開しているので入手は容易だ。


①Magiskアプリを端末にインストールする
②boot.imgを端末にコピー
③Magiskアプリを起動
④インストール→パッチするファイルの選択→コピーしたboot.imgを選択
⑤端末のDownloadフォルダにパッチされたimgファイルがあるのでPCにコピーする
⑥端末をFastbootモードで起動させる、PCから以下のコマンドを実行し
fastboot flash boot [パッチされたimgファイル名].img
焼く。
⑦再起動してMagiskがインストール済となっていることを確認する
パッチする工程だが、Rootしたいデバイスが使えない状態でも、同アーキテクチャのデバイスであればRootしたいデバイスのイメージファイルを作ることができる。
パソコンの泥エミュだとx86用のパッチをされるので使えないイメージができる。
Rootチェック
Magiskを入れた状態で、Root権限を使うアプリを実行すると、「スーパーユーザー」の許可プロンプトが出ます。
許可をするとRoot状態でアプリが実行されます。
これでRoot化は完了です。
合わせて読みたい→Root化した結果動かなくなったアプリを動かす方法