euROM
特徴
- カスタムROM
- 中国版風のUIになる
- 中国版が無い機種はグローバルROMがベースになる
メリット
- Magiskを入れなくてもSafetyNetが通っている
- 2023年11月あたりで対策されてRoot必須になりました。
- ModuleAPKを入れるだけで対策できるようになりました。(塞がれたら都度更新する必要があるが)
- 内蔵中華アプリ、情報送信ソフトを除去してある
- 独自のカスタマイズ項目がある
- ステータスバーアイコンの表示非表示切り替え
- 音関係
- 通知アイコンのアプリアイコン切り替え
- 廃止された設定項目の復活
- 旧スタイルコントロールセンター切り替え
- 通知アイコンの数変更
- 広告が完全に出ない
- USBデバッグ有効化/USB経由のAPKインストール有効化にMiアカウントログイン不要、SIMカードも不要
- 中華版向けのMagisk/Xposedモジュールが動作する(Wooboxのフル機能等)
- テーマアプリで非公式mtzファイルのインポートが可能
- MIUI最適化に関連する問題が無い(Split APKインストール等)
- グロROM相性問題を修正している
- Redmi K40Sのカメラ反転問題やK50Ultraのカメラ対応等
- 初期状態だとPlayストア以外のGoogleアプリが非搭載
- MagiskモジュールでFeliCa対応可能(日本版本体のみ)
- 後入れGMSと比べて動かない機能が無い
- Gマップタイムライン、OKGoogle、ニアバイシェア等
- HybridROMになってからインストールが簡単になった
- Weekly(Public Beta)ROMが試しやすい
- POCOランチャーから通常のMIUIランチャーに置き換えられている
- 中国版しか無い機種でも対応できる場合がある
- 電話アプリで通話録音ができる
- MIUIベースなので動かなくなる機能が無い
- スクリーンショットフォルダがDCIM/ではなくPictures/下に生成される
デメリット
- カスタムROMであり、多分クローズドソース(不明)
- 一部翻訳抜けがある
- ROM独自設定など
- フォントが中華フォントに固定
- System variable fontを無効化すればUIはRobotoになる(Webview以外)
- 2023年5月以降から強制化が撤廃された→参考
- HyperOSになってから中華フォント復活したらしい
- TWRPが無い機種はアプデにPCが必要
- TWRPがあってもTWRPの操作を知らないとアプデが難しい
- MIUI最適化がそもそも無いのでカクツキやバッテリー消費が速く感じるかも
- 非対応機種が存在する
- Redmi note 10JEや10Tの日本独自機種やユーザーが少ない機種(Civi 1S Civi2、ローエンド機等)
- タブレット、フォルダブル端末は今後も完全非対応
- Dimensity含めMTK機種も非対応にされた(支援すれば引き続き配布される)
- カスタムROMなのでバグが発生する可能性がある
- 低スペック機種での軽量化(ぼかし処理やアニメーションなど)処理がオミットされており、動作が重たくなる場合がある
- 楽天系アプリやプラスメッセージなど権限の相性で起動しないものがある(設定で対処可能)
- アプリ権限の「デバイス情報の取得」権限を許可にすることで動きます
- デバイスを探すでGoogle Pixel 2に偽装される
- 中華版/日本版機種なのにグロ版型番に上書きされてしまう場合がある
- 純正ROMが公開されないとアプデも公開されない
- リロックはできない(OEMロック解除をオフにすることはできる)
グローバルROM
※最初からグローバルROMではなく、中華版機種にグローバルROMを焼いた場合の話
OTA非対応の偽グローバルROM(ショップROM)はこれに含まれない。
特徴
- 中国以外の地域向けの純正ROMでありメーカー公式ROM
- 多数のリージョンがある
- 日本ROMもGlobalに属する
メリット
- 最適化されている
- 動作が安定している
- 完全に日本語化されている・Google初期導入済み
- TWRPが無くてもOTAができる
- 対応機種が多い MTK機種でも可能
- リージョンによってはアプデが多く、速い場合がある
- フォントが変じゃない
デメリット
- SafetyNetが通らなくなる(デフォルトでは)
- 通らないとポケモンGO等ゲームアプリやGooglePay等決済アプリ、銀行アプリ等セキュリティが高いアプリが動かなくなる
- うごかすためにはMagiskを入れ対策する必要がある
- 不要アプリがプリインストールされている
- 情報送信系アプリを手動で除去する必要があるかも
- USBデバッグ有効化にMiアカウントログインが必要
- USBデバッグ(セキュリティ)、USB経由のインストールの許可にSIMカードが必須
- MIUI最適化によって問題が起こる場合がある
- APKインストール許可時やアクセシビリティ、デバッグ有効化等の秒数スキップができない
- クリーナーやテーマアプ等に広告が出る
- 機種によってカメラ等の機能が動作しなくなる場合がある
- Redmi K40SにPOCO F4のROMやK50Ultraに12T ProのROMを入れるとカメラが未接続エラーが発生する
- 機種によってはPOCOランチャー固定になる 機種名が変わる
- グローバル版が無いとROMも出ない(非対応機種がある)
- Magiskを入れないとTWRPが純正に書き戻されてしまう
- リロックすると文鎮化する可能性がある
"ショップ"ロム(偽グローバルROM)
最近はブートローダーアンロックが塞がれている機種が多数販売されているのを確認しているので注意してください
Aliexpressなどの非公式チャンネルで販売されている、グローバル版が無いのにグローバルROMがインストールされているものがある。
特徴
- 公式に存在しないROM
- アップデートが不可能
- euROMより透明性が無く、よくわからないアプリや通信をする可能性がある
- (K40Sなどで)カメラ問題が修正されている場合もある
- euROMサポートしていないタブレットやMTK端末でも多言語Google対応している
- 最初からブートローダーアンロック済み
- 2024年現在、謎の技術でリロックされているものがある。その場合でもアップデートは来ない
- モノによってはMagiskでRoot化済だったりするので動かないアプリが出る
商品紹介に、「OTAアップデートは不可能」とか書かれていると100%ショップROMで来る。
グローバル版がある機種にもかかわらず、謎のROMで来る場合もある。
デメリットしかないので、公式ROMか中華ROMに戻してしまった方が良い。
最近はeuROM以外でもPadやMTK機種に対応しているMIUIベースのカスタムROMがあるのでそっちを試すのも良い。
https://miuitn.online/Readme-EN.md
まとめ
非Root運用したいならeuROM。
MagiskでカスタムしやすいのもeuROM。
Globalで運用するならMagiskが必要。GpayとかポケGoとかSafetyNet要らないなら無くても可能だが
どうしてもeuが嫌でMagiskも入れたくないなら最初からグローバル版を買うしかない。(SafetyNetが通らないので)グロ版が無いならあきらめろ