ROM焼き試験場

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覚えておくと損はないadb/fastbootコマンド、コマンドプロンプトの便利な使い方

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これぞ備忘録

 

 

 

コマンドプロンプト/powershellの便利な使い方

  • フォルダ上でShiftキーを押しながら右クリックするとそのフォルダをカレントディレクトリにしてPowershellを開くことができる

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  • ファイル名の数文字入力後、TABキーを押すとファイル名が入力される。

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  • 入力時点で同じ名前を含む場合、さらにTABキーを押すことで選べる。

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例:"com"を入力した状態でtabを押している。comを含んだファイルが次々選べる。

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カレントディレクトリにそのファイルが無くとも実行可能。

  • 上下矢印キーで以前使ったコマンドを表示

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  • 右クリックでペーストできる。

f:id:wwwwwplane:20210922171030g:plain

 

※全角スペースだと失敗します。すべて半角スペースです。

※コマンドが一部でも大文字だと失敗します。例:adb DEVICES

 

ADB

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adbコマンドを使うには端末の開発者オプションからADBデバッグをオンにし、許可をする必要がある。

リカバリーモードでも使える場合がある

adb devices

接続されているデバイスを確認する

 

adb push <ファイル名> <端末のパス>

端末にファイルをコピーできる。USBモードが充電のみでもコピーできる。

例:adb push magisk-23.0.apk /sdcard/

/sdcard/magiskのApkをコピーする

 

adb pull <端末のパス>

端末からファイル/フォルダをカレントディレクトリにコピーできる。USBモードが充電のみでも抜き出してコピーできる。1文字でも間違うとコピーできない

例:adb pull /sdcard/pictures/screenshots

/sdcard/pictures/screenshotsにあるファイル全て(screenshotsフォルダごと)をコピーする

 

adb install <ファイル名>.apk

apkファイルをPCから端末にインストールできる。USBモードが充電のみでもインストールできる。

xapkファイルはインストールできない。

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MIUIの場合、「USB経由のインストール」にチェックを入れないとインストールできないので注意

 

adb reboot

即再起動する

 

adb reboot bootloader

bootloaderに再起動する。Xiaomi機の場合FASTBOOTモードに再起動する

 

adb reboot recovery

リカバリに再起動する。

 

adb reboot fastboot

Fastbootdモードに再起動する。

非対応の場合bootloaderに再起動する

 

adb kill-server

adb start-server

問題が起こった時kill-serverでいったんadbを落としてstart-serverで再起動させることで解決するかもしれない

 

adb shell

Android端末のShellに入れる

 

adb shell pm uninstall --user 0 <パッケージ名>

端末ではアンインストールできないアプリをアンインストールできる。

adb shell pm list package <検索語句>

で例えばdocomoと入力すれば"docomo"を含めたパッケージ名を検索できる。

adb shell getprop > prop.txt

build.propの情報をprop.txtに出力する。

 

adb shell pm grant <パッケージ名> <権限>

指定したパッケージに権限を許可する。

例えば、GooglePlay開発者サービスバックグラウンドの位置情報を許可する場合は

adb shell pm grant com.android.gms android.permission.ACCESS_BACKGROUND_LOCATION

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MIUIの場合、「USBデバッグ(セキュリティ設定)」にチェックを入れないと設定できないので注意

 

よく使わないコマンド↓

adb shell setting put ~~

adbからでしか変更できない設定を変更できる。rootでないと設定不可なものもあり

adb shell setprop ~~

システムプロパティに値を入力する。だいたいRoot必須 下手に弄ると文鎮化する。

 

fastboot

fastboot devices

adbと同じく接続されたデバイスを表示する

 

fastboot flash <パーティション> <ファイル名>.img

指定したパーティションに焼く。

例:fastboot flash boot magisk_patched.img

一般人が弄れるのはだいたいこれくらい 他を弄ると仮文鎮しがち

  • boot
  • vbmeta
  • super
  • system(fastbootdのみ)
  • vendor(fastbootdのみ)
  • recovery(bootがリカバリを兼ねている場合もある)

 

fastboot --disable-verity --disable-verification flash vbmeta vbmeta.img

AVB無効化。

fastboot flash vbmeta vbmeta.img

逆に有効化。無効化するとOTAに失敗する場合がある

 

fastboot boot <ファイル名>.img

パーティションに焼かずに指定したイメージから起動させる。

例:fastboot boot recovery.img

主にTWRPの起動に用いる。Android11以降のrecoveryパーティションが無い端末ではこれでないとTWRPが起動しない。

逆にAndroid12以降のrecovery領域がある機種でbootを使うとブートループする可能性がある

 

fastboot reboot

再起動させる

 

fastboot reboot recovery

fastbootからリカバリに再起動させる

 

fastboot reboot fastboot

bootloaderモードからfastbootdモードに再起動させる

 

fastboot reboot bootloader

fastbootdモードからbootloaderモードに再起動させる

 

fastboot set_active aまたはb

起動するスロットを変更する。A/Bシステムのみ

 

fastboot getvar all

情報を全部表示する。

シリアルやbootloader unlock状態やアクティブなスロットを確認するのに使える。

 

fastboot flashing unlock

fastboot oem unlock

ブートローダーをアンロックする(機種によってすごく異なる)

主にNexus、Pixel、UMIDIGI等で使用可能

FastbootDモードのコマンド

fastboot delete-logical-partition product

大きいサイズのGSIを焼いて失敗する場合、Systemの空き容量を増やすために使うコマンド

 

fastboot -w

userdataを消去するコマンド

 

fastboot erase <パーティション>

例:fastboot erase system

指定したパーティションを消去するコマンド