ROM焼き試験場

旧:ミ田ろぐ このブログには広告が表示されます

euROMにインストールが簡単になった「Hybrid」ROMが公開!インストール、アップデート方法

当ブログは広告を利用しています。

これでインストール方法がどっちが優れているか論争に決着。

 

euROMのStable版が更新

純正MIUIをカスタムし、不要アプリ、サービスを除去したカスタムROMのXaomi.euことeuROMが更新され、Xiaomi 13、13 Proに対応した他、Mi11Lite5GやXiaomi12X、POCO X3 ProがFastboot/RecoveryROMからHybridタイプになりました。

Hybrid ROM

ROM typeの欄を見ると、一部の機種は"Hybrid"という見慣れないタイプに変更されています。

xiaomi.eu

これはつまり「FastbootROMとRecoveryROMのハイブリッド」です。

これを解凍すれば、PCからはfastbootでFlashが可能。またカスタムリカバリがあればzipファイルをリカバリから直接OTAアップデートが可能な代物となっているようです。

また、Recovery経由のアップデート時間が短縮され、ハイエンド端末だと30秒ほど早くインストールが可能なようです。

今後公開のROMはすべてこのHybrid形式になるようです。なのでFastbootのみ対応端末でもファイル名から「-fastboot」は消されることになりました。また、RecoveryROMの端末でもTWRPをインストールせず、Fastbootから直接インストールすることができるようになります。

 

MIUI14だけでなく、MIUI13でもHybrid対応になりました。

ファイル構成

早速対応しているMi11Lite5Gのファイル構成を見てみました。

ファイル構造は以前のFastbootパッケージからほぼ変わらず、"META-INF"フォルダが追加されているだけでした。

もともとRecovery対応のRedmi Note 11のもの

元々RecoveryROMだったRedmi note 11無印も、同様のファイル構成でした。

必要なもの 前提条件

  • ADB fastboot環境があるPC

mitanyan98.hatenablog.com

mitanyan98.hatenablog.com

Fastbootからインストールする場合

メリット

  • TWRPの操作が面倒な人、慣れていない人でもインストール可能
  • 1クリック、放置するだけでインストール完了する
  • TWRP対応機種なら一緒にTWRPも入る?(未確認)
  • 本体ストレージがパンパンでもアップデート可能

デメリット

  • 端末だけしか持ってないとインストール不可(PC無いとそもそも最初にインストールできないけども)
  • Root維持が面倒(再度パッチして焼く工程が必要)

初回インストール

Zipファイルを解凍し、”windows_fastboot_first_install_with_data_format.bat”を実行する。

 

Waiting for deviceが出たら端末をFastbootモードで接続する。(電源オフ時、音量下+電源同時長押し)

データ消すが良いか?と聞かれるので”y”と入力し、Enterでインストール開始

インストール完了すると、自動で再起動します。

アップデートする場合

windows_fastboot_update_rom.batを実行する。

 

トラブルシューティング

  • Waiting for device... で止まる

Fastbootドライバがインストールされてないので入れる

mitanyan98.hatenablog.com

  • This package is for "〇〇" devices; this is a "△△". と出てバッチ作業が終了する

入れようとしている機種と間違ったファイルを使っているので正しいものにする。

 

カスタムリカバリから導入する方法

メリット

  • 端末だけで完結する
  • アップデートが簡単
  • ハイエンド機種はインストール時間が短縮される
  • Root維持が簡単

デメリット

  • TWRPの操作、作法に慣れていないとインストールできないかも
  • ROMの容量が大きいのでコピー/ダウンロードに時間がかかる、ストレージを圧迫する

初回インストール

以下ページのいずれかの方法でTWRPを導入する。

mitanyan98.hatenablog.com

  • USB OTG/SDカード 又は 内部ストレージにROMのzipファイルをコピーする。
  • コピーしたzipをトップ画面の"インストール"→ROMのZipファイルを探し、選択→"スワイプしてインストール"する。
    • マウントエラーが出ていても、「complete」表示があればインストール完了
  • Format Dataを実行する
    • トップ画面"消去"→"Dataの初期化"→「yes」と入力し、実行。
  • 再起動して完了

もしくはADB sideloadを使う

mitanyan98.hatenablog.com

リカバリ経由のアップデート方法

検証端末:Xiaomi 11T Pro skkk氏のA12対応TWRPを使用

※TWRPが非対応のデバイスの場合(Mi11Lite5G等)、この方法でアップデートしようとすると、MIUI純正リカバリが起動します。しかしアップデートは実行されません。Fastbootでのやり方を実行する必要があります。

  • ROM本体のZipファイルを端末でダウンロードしておく。
  • 設定→マイデバイス→MIUIバージョンを開き、アップデート画面を開く。
  • 右上の…から"choose update package"を押す
  • ダウンロードしたROMのzipファイルを選択し、OKを押す
  • 注意が出るので、注意深く確認する。2枚目は端末をパスコードやパターンロックしていると出る。
  • Are you sure to continue?で”Yes”を押す
  • リカバリが起動する。パスワード入力画面になったら、端末に設定している画面ロックのパスコード/パターンを入力する。

  • アップデートが自動で実行される。完了すると自動で再起動する。

アップデート後はBootが上書きされるため、Magiskが未インストールになるが、アップデート後、再度TWRPからインストールすれば環境はそのままで維持できる。

 

自動で開始されない場合は

Downloadフォルダ等、ROMがありそうなフォルダを探し、"xiaomi.eu_multi_~~.zip"を探してインストールしましょう