ひとまずCrDroid8.5 v413を使ってみた感じの感想です。
CrDroid
FlokoROMのベースとなっている、AOSPやLineageOSベースのカスタムROM。細かいカスタマイズ性と、ほとんど日本語翻訳されているところが特徴。Android12ベースだが11と同じ設定項目があるので前から使っているユーザーでも変わらず使いやすい。
GSIはここからダウンロードできる。(Unofficial版だが、AOSPの更新がある度にビルド、更新されている。)
v○○→crDroid→arm64_… のファイルをダウンロードする。
「bgN」はGapps同梱。「bvN」はGapps無し版。「slim」は軽量版?で「vndklite」は/System/の改変が容易らしい。
特にこだわりが無ければ、Gapps同梱の「crDroid-8.5-arm64_bgN-vndklite-Unofficial.img.xz」をおすすめする
セキュリティパッチが2022/4/1以前のものは起動しない。
GSI焼き
の最後の方に書いてあるように
TWRP導入後、reboot→fastboot でFastbootDに入り、
fastboot erase system
fastboot flash system system.img(GSIのimgファイル)
fastboot -w
fastboot reboot recovery
TWRPでFormatData実行後、再起動させるとカスタムROMが入る。
Magisk導入はTWRPから
adb push Magisk-v24.3.apk /tmp/
で/tmp/ディレクトリにコピーしてそのままインストールすれば入る。dataマウントエラーが出て環境壊れる場合もあるが、Format Data後のストレージ認識した状態でやれば多分インストールが正常に終わる(と思う)
動かない機能(現状)
- VoLTE
- モバイルデータ通信は可能だが通話SMSが不可
- Magiskモジュールでも不可
- 3G HSDPA
- キャリアのドコモ5G機は3G通話が純正状態でも塞がれているらしい
- おサイフケータイ
- NFCは動く
- MTP
- ADBデバッグは使える
- GCamが動かない
確認しているのはこれくらい。あとはタッチ感度が変(元からか)
CrDroidが良い
プリインストールアプリはシンプル。アイコンがCrDroid独自で見た目が良い感じ
最初から「インターネット」タイルが分離されており、ゲームモードやカフェイン等独自項目もちょっとある。
設定はもう慣れてきたAndroid12だ。Phhベースなので一番上にPhh Treble settingsがある。「crDroidの設定」が独自設定項目でここから見た目等設定する。
モデル名やIMEI等化けることなく問題なく認識している。
内蔵カメラはAOSPのものだ。そもそもが単眼なので使えないレンズも無く、これでも大丈夫だと思う。
GCamは入れても動作しなかった。(画面が真っ暗)
ナビバーのピル消しはもちろん「背面ジェスチャー」となっているが戻るジェスチャーの反応する高さも調節できる。
独自設定項目
多くは11のころと項目は変わらないが、
マイクとカメラ、位置情報の使用中表示(右上のやつ)を個別に無効化することができるようになっています。Gapps有りのカスタムROM環境だと超頻繁に位置情報の表示が出て非常に目障りなので無効化できるのはありがたい。
好きな明るさスライダー常時表示も可能。位置も一番上かクイック設定の下か変更できるようになっており、ますます使いやすい。
UI設定では「Monet設定」からMaerial youの色味を自分好みに変更することができる。
今まで「reTicker」を良く知らなかったが、日本語翻訳されてようやくわかった気がする。ポップアップ通知が来ると通常は上面を全て覆うが、reTickerにするとスリムになります。
無制限のフォトストレージ設定でGフォトでのPixel偽装を有効化/無効化切り替えることができます。これが良い!BAN例があるので無効化したい。
まとめ
やはり日本語化されているとわかりやすい。偽装無効化、インジケーター無効化できるのが良い。
ただMTKということもあってかモバイル関係で使えないものが多く、完全に通話できないセルラー版iPadみたいな状態になってしまった。
どうにか動けばまあまあ使えそうだが、キャリア独自ということもありあまり期待はできない。