ROM焼き試験場

旧:ミ田ろぐ このブログには広告が表示されます

Redmi Note 12 turbo、実はLPDDR5X搭載だった?

当ブログは広告を利用しています。

mitanyan98.hatenablog.com

Redmi Note 12 turboはLPDDR5X非搭載

mitanyan98.hatenablog.com

左:realme 右:Redmi

ライバル機種のrealme GT neo5 SEとの比較記事で、メモリ規格を比べた時にrealmeは「LPDDR5X」搭載、Redmiは「LPDDR5」と、Redmiの方が劣っていると書いた。

 

しかし、実はどちらも同じLPDDR5X搭載の可能性があるようだ!

同一疑惑

weibo.com

分解動画を見た中国ユーザーが、Vivo X90 Pro+(8gen2、LPDDR5X搭載ハイエンド)と同じRAMを使用していると指摘しています。

https://www.youtube.com/watch?v=M7E-hrgB0mA

中央上部の「2WB77 D8CCP」と書かれているものがMicron製のRAMチップになる。

後半のD8CCPというのはFBGAコードと呼ばれるもので、これが同じだと同一部品ということになります。

分解動画を確認

https://www.youtube.com/watch?v=ITk9zNI1e6Q

Vivo X90 Pro+の動画を確認してみると、同様のD8CCPのものだった!

つまりRedmi Note 12 turboはLPDDR5Xを採用しているということになる。

realme GT neo5 SEは?

https://www.youtube.com/watch?v=wLdEMAgTlLs

realme GT neo5 SEのRAMを確認すると、「D8CCN」と、1文字違いの別のRAMだった。

しかし製品スペックは全く同一で違いが全く分からない。(末尾が-023か-026の違いだけ)

MicronのページにはLPDDRの「X」が表示されないようなので、LPDDR5表記らしい

RedmiがLPDDR5Xを大きく宣伝しない理由

RedmiではLPDDR5X搭載であることをアピールしなかったというのは少し謎だが、下手にアピールすると優良誤認になってしまう可能性がある。

 

LPDDR5Xは、従来のLPDDR5と比較して1.3倍のデータ転送速度(6.4Gbps→8.53Gbps)を持っており、消費電力も約20%削減されると言われています。

https://www.qualcomm.com/products/mobile/snapdragon/smartphones/snapdragon-8-series-mobile-platforms/snapdragon-8-plus-gen-1-mobile-platform

しかし、Snapdragon 8+gen1のクアルコムのスペックシートを確認すると、LPDDR5のみ対応で、8+gen1ベースの7+gen2も同様に5Xには対応していない

 

https://telektlist.com/realme-gt2-master-explorer-edition-officially-announced-in-china/

対応していないのになぜ搭載したかという点はrealmeによると、データ転送帯域はLPDDR5のままだが、消費電力削減効果は得られるということのようだ。

(LPDDR5X世界初搭載のrealme GT2 Master Explorer Editonの発表会では、省電力性のアピールはしているが、速度のアピールはしてないっぽい)

なので、性能重視なユーザーが多い印象のあるRedmiユーザーに向けて大きく宣伝してしまうと、「強化された速度帯域に対応していないのに宣伝した!」と優良誤認になってしまう可能性があるのであえてLPDDR5表記のままにした可能性が高いと勝手に想像します。