ついにカスタムROMがリリース
ついにNothingPhone向けにカスタムROMがリリースされました。
リリースされたROMは「Paranoid Android」で、かなりの老舗のROMだ。最新の機種にいち早く対応しており、NothingPhone以外にもPixel6aにもリリースされている。
純正NothingOSより新しいAndroid13ベースのカスタムROMで、ピュアアンドロイド+若干の機能追加といった雰囲気のROMとなっている。
2022年10月19日時点ではまだアルファ版のみ公開されており、バグがそれなりにあるようだ。
更新があればTelegramにて通知される。
バグ
Alpha 2
- 5G表示の修正
他のバグは依然そのまま
Alpha 1
- 5Gが有効であってもアンテナは4Gと表示されてしまう
- LDACが動作しない
- HDR動画再生時にラグが発生する
- 起動アニメーションで少しフリーズする
- 背面ライトがほぼ設定できない
- バッテリードレインがある
現状だとLDAC音声と動画再生にバグがあるようです。検証勢によるとデュアルSIM、Bluetooth、位置情報など通常動作はほとんど問題ないようです。
個人的には入れたいところだが、メイン機にアルファ版のビルドはつっこみたくないので動画再生バグが修正されたら入れてみようかと思います。
インストール方法
必要なもの
- ブートローダーアンロック済みの本体
-
手順自体はPixelとまったく同様。Rootは不要
(OEMアンロック有効化→fastboot flashing unlock)
-
- 最新のADB/Fastboot環境
- 15sec ADBなどではなく、Google公式から最新のものを使う
- USBケーブル
- ROM本体
- Gappsは同梱されているので不要
インストール方法
①ROMダウンロード
上記リンクから、「FASTBOOT OPTION」をダウンロードする。
Zipファイルがダウンロードされる。
②端末をFastbootモードで起動
電源オフにし、音量下+電源ボタン同時長押しでFastbootモードで起動させる
この状態でPCと接続する
③カスタムROMインストール
以下コマンドを実行し、インストールする
fastboot update aospa-topaz-alpha-*-image.zip
ファイル名は適宜ダウンロードした物に打ち換えてください。
もしくはfastboot updateまで入力し、Zipをドラッグアンドドロップすれば入力されます。
※アップデートもおそらく同手順(かOTA)で可能。
④データ初期化(初回のみ)
端末を操作し、「Recovery Mode」を起動させる。(もしくはfastboot reboot recovery)
(No command画面で止まる場合、電源ボタンを押しながら音量上を押すとリカバリ画面になる)
リカバリが起動したらWipe data/factory resetを実行し内部データを初期化する。
再起動してインストール完了
NothingOSに戻したい場合
以下サイトから初期ROMをダウンロードする。解凍し、Fastbootモードで実行する
Windowsでも動くバッチファイルが公開されているので便利
上級者向け:純正のboot.img、vendor_boot.imgを持ってきてflash、その後リカバリからFullROMをADB sideloadで適用する
スクリーンショット
まとめ
アルファ版だがリリースされた。これを皮切りにLineageや他のカスタムROMもリリースされて欲しい。
バグがあらかた修正されたら入れたいと思います。