ArrowOSのAndroid12を試してみよう
必要なもの
- ブートローダーアンロック済の本体
Redmi K40 Pro 中国版 8GB/128GBモデルで検証 Mi11XPro,Mi11i,K40Pro+でもインストール可能
- PC
- USBケーブル
ダウンロード
- ROM本体
1/16ビルドはここから Gappsは同梱なので不要
- カスタムリカバリ
boot.imgがカスタムリカバリだ。
- 12.0.5.0(CN)のファームウェア
fw_haydn_miui_HAYDN_V12.0.5.0.RKKCNXM_cdb31bc683_11.0.zipファイルをダウンロードする。解凍は不要
※12.5.5.0ではない。
アップデート情報は以下のテレグラムで公開されている。
1/10時点のバグ
- Bluetooth関連が動かない1/16アップデートで修正されました
仮想メモリやクイックタップ?等いろいろ追加機能が増えました。
可変リフレッシュレートは無効化(チカチカするから)されました。
インストール
カスタムリカバリインストール
端末をFastbootモードにする。音量下+電源長押し
PCと接続し、以下のコマンドを実行し、ダウンロードしたboot.imgを焼く
fastboot --set-active=a #Aスロットをアクティブにする
fastboot flash boot_a boot.img
fastboot flash boot_b boot.img
以下のコマンドを実行し、リカバリに再起動する。
fastboot reboot recovery
ArrowOS recoveryが起動する。LineageOS recoveryとそっくり、色以外同じなので操作方法、インストール方法は他のカスタムROMと変わらない。
Wipe Data
※内部ストレージのデータはすべて削除されます。必要な場合バックアップを取ってください。
Factory reset→Format data/Factory reset→Format data


を実行し、ストレージを初期化する。
ファームウェアインストール
MIUI特有の、下地に指定されたバージョンのファームウェアをインストールしておかないとカスタムROMの動作が不安定になることがあります。
Apply update→Apply from ADBを実行し、ADB sideload状態(Cancel表示)にする。


この状態でPCと接続し、以下のコマンドを実行する
adb sideload fw_haydn_miui_HAYDN_V12.0.5.0.RKKCNXM_cdb31bc683_11.0.zip
Done!と表示されると自動的にSideload状態が解除される。
一緒にROMインストールするとエラーが出るのでリカバリを再起動させる。
Advanced→Reboot to recovery
ROM本体インストール
リカバリを再起動させたら、再びADBSideload状態にし、以下のコマンドを実行する。
adb sideload Arrow-v12.0-haydn-UNOFFICIAL-2022xxxx-GAPPS.zip
ファイル名は適宜ダウンロードしたものに変更する。
Magiskインストール(オプション)
sideloadからインストール可能。Android12なのでCanary版が必要です。
adb sideload magisk-canary.apk
インストール完了
reboot system nowで端末を再起動させる。


ArrowOSが起動する。
使用感


プリインストールアプリはやはりとてもシンプル。なんかアプリ一覧の上が切れている。Gapps同梱なのでChromeやGoogleアプリがプリインストールだ。
設定項目は普通のAOSPだ。





ディスプレイ関係。リフレッシュレートは60/90/120Hz切り替え対応。
”ステータスバーのアイコン”はシステムUIデモモードと同じような感じ
ダークモードにピュアブラックは無かった。カラーではRGB値を直接弄ることができる。



ユーザー補助項目 画面をさらに暗くする等があり良い。ジェスチャー関連はバーの非表示くらいしかない。



画面ロックは指紋のみ。顔認証はない。



プライバシー項目を見ると、カスタムROMの統計情報送信項目があり自動的にオンになっていた。こういう機能は全部切る派なので切っといた。




他のジェスチャー機能は二度押しのカメラ起動、電源ボタンメニューの拡張、3本指のスクショ等設定できる。片手モードというものがあったが、誤操作しやすそう


クイック設定項目は標準のAOSPの量で、多くない。
”インターネット”ではなくWifiとモバイルデータのそれぞれの項目があり、最高だ。
以前のAndroid11と同じような操作感に戻せる。
明るさスライダーは常時表示することができなかった。



いろいろベンチを回した。ストレステストでは発熱しやすいのか途中でスコアが下がった。
20220105時点のバグ ※修正済み


Bluetoothだが、エラーが出てペアリングすることができなかった。
※1/15アップデートで修正済み
まとめ
Bluetooth不具合が痛いが、その他はまとまっておりシンプルで使いやすいROMだと思った。不具合解消後なら選択肢に入るかな?という程度。
今だとカスタム項目や見た目動作等まだPixel Extendedのほうが良いと思った。
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