これは結構良いかも
スペック
訂正:Motorola g52j 5Gは3眼カメラで、超広角カメラが深度を兼用しているようです
今日発表されたRedmi Note 11 Pro 5Gとの比較です。
緑色の箇所は全く一緒で、大きな違いは
- 液晶ディスプレイ
- 完全防水防塵
- 15W充電
- モノラルスピーカー
- 60fps動画撮影対応
- ピュアアンドロイド
- カメラ構成
- 本体デザイン
- 価格
といった感じだ。
ディスプレイの違い
表を見ればわかる通り、g52jはIPS液晶である。
有機ELと比較して液晶ディスプレイの利点といえばズバリ「焼き付きが構造的に発生しない」という点だろう。
欠点はコントラストが弱い、視野角が狭い等、結構ある。
しかし120Hz対応しているのは好印象。90Hzはあまり違いを感じられないが、120Hzは単純に60Hzの倍なのでヌルヌルさが段違いです。
防水防塵対応
g52jはIP規格の中で最高等級の「IP68」の完全防水防塵規格を取得しており、完全に水没させても問題なく使うことができる。IP53より安心して使うことができる。(それでも壊れるときは壊れるし、保証は使えないよ)
Xiaomiは防水はそんなに必要ないと踏んでいるのか、エントリー機のRedmi Note 10JEや10Tにしか搭載していない。コストがかかるらしい。
充電速度
Redmi Note 11 Pro 5Gは今年のXiaomi端末でトレンドとなっている高速充電技術が使われており、独自の67Wというハイエンド機種でもそんなに無いような超急速充電に対応している。Motoはたったの15Wとこの点に大きく劣っている。
充電速度は意外と使い勝手に影響し、バッテリー容量がどちらも5000mAhと大容量であるとその分充電速度が速い方が俄然使いやすいのである。Redmiの場合、たった42分でフル充電が可能。15Wだとその4倍はかかるだろう。
充電速度が遅いメリットはバッテリーの劣化が抑えられる程度。
モノラルスピーカー
ミドル機でもステレオスピーカーが主流となっている昨今、モノラルスピーカーというのは残念。ステレオであれば横持ちで動画を観るときの臨場感が段違い。モノラルだと手で塞いでしまうこともある。
Redmi Note 11 Proの場合は上下側面にスピーカーが付いている。
動画撮影はg52jの勝ち 120fpsのスローモーション撮影も
Redmi note 11 Proは2022年の端末でありながら、なぜか最大フルHD30fpsしか撮影ができない。
先代Redmi Note 10 ProやMi11Lite5Gでは可能だった60fps撮影から大幅スペックダウンしており、1億画素センサーを搭載しているがスペックを生かせない仕様となっている。
g52jは超広角では30fpsとなるが、メインカメラであれば問題なく1080p60fps撮影が可能でスローモーション120fps撮影も可能。動画機能はg52jが完全に上位。
カメラ
motoが50MP、Redmiが108MP。しかし高画素モードを使わなければどちらも12MPで撮影される。
Motoは深度センサーを載せているのでポートレートの出来は良いと思われる。
RedmiはAIの補正マシマシで破綻するほど補正することもあるが、Motoはそこの辺りは抑え気味で現実的な写真になりがち。
ピュアアンドロイド
Redmi Note 11 Proに搭載されているAndroidはただのAndroidではなく、「MIUI」というメーカー独自のUIが組み込まれており、これの動作が微妙で評判がかなり悪いです。しかしMotorolaスマホに搭載されているものはAOSPからほとんど手が加えられていないものになっています。MIUIはアプリ相性が悪かったり、タスクキルしまくりで通知が遅れる等問題が多いが、モトローラのOSは一切ありません。
中華版Edge20Proでさえ、設定メニュー等、ほぼ素のAndroidになっています。
OSが素すぎても実は使いづらいが、その点独自機能がいろいろ盛り込まれている。Pixelには無い顔認証やジェスチャー関連の設定が豊富。
欠点はデュアルアプリやセカンドスペース等、中華UIにありがちな便利機能が全く無いというのがあります。
本体デザイン
筐体デザインは全く異なり、motorola g52jは古めかつ安っぽいデザインをしている。正面ディスプレイのベゼルが下あごだけではなく上も分厚くなっており、かっこいいとは言えない。
RedmiNote11Proはトレンドを取り入れた角ばった形状、背面ガラス、有機ELの狭縁ディスプレイでかっこいい。カラーバリエーションも1色多くラインナップされている。
サイズはmotoが171 x 76.8 x 9.1 mm、Redmiが 164.1 x 76.1 x 8.1 mmとなっており、Redmiのほうがコンパクトかつ薄い。重量は206g,202gとあまり変わらない。
価格
半導体不足、円安が重なっているが、motorolaは頑張っているのかRedmiより5000円も安くなっている。
Motorola g52j 5Gの嬉しいポイント
- おサイフ対応
モト初のサイフ - 普段使いに支障のない性能
Antutu v9で39万点ほど。765Gと同等性能で省電力 - そんなに高くない
定価39800円、実売はもう少し下がるだろうから3万台で買える。
Redmiは44800円と、割と高い。 - MIUIではない
面倒な初期設定不要。使い慣れたAndroid11
ROM焼きできるんか?
モトローラは日本での知名度の低さからROM焼き情報は少ないが、海外では盛ん。
g100はLineageOS公式対応してたりするし
ブートローダーアンロックは待機時間もかからずすぐできるのが良き。BLUに制限が無いのでMagisk導入も簡単。edge20Proの場合、NFCが使えないとか起きなかったのでFeliCaもRoot化してもそのまま動くと思われる。
しかしg52jは日本専用端末なので初期ROMが出てこない可能性がある。
BLU状態だとアプデができないと聞いたことがありますねぇ そもそもアプデしてくれるのか知らんけど。
結局どっちがいいの
- MIUIがもうこりごり 素のAndroidが好き
- 防水が良い
- とにかく安いの!
→Motorola g52j 5Gがおすすめです
- MIUIで構わない
- スピーカー、急速充電等上質な体験をしたい
- 動画そんなに撮らない
→Redmi note 11 Pro 5Gがおすすめです