海外産カスタムROM2号
ShapeshiftOS
- LineageOS/Cyanogenmod
- ABC ROM
- Pixel Experience
- AOSPA
をベースに作られたカスタムROM。Oneplusっぽいビジュアルをしており、カスタマイズ項目はそこそこ多め
Mi11Lite5G向けには公式でサポートしておらず、ユーザーがビルドした物が公開されている。
ベースは以前のLineageOSのツリーを使っており、似ている点がいくつかある(使えないワイヤレスパワーシェア等)
「don't expect more updates of it.」の通り、アップデートには期待できない
デカいDonate(寄付)してあげればやってくれるかも
2021/12/22時点のバグ:
- ACC等 バッテリー制御アプリが動かない
- 33W充電不可 18Wはいける?
- 夜間モード切り替え時に画面にノイズが発生する
- リフレッシュレート90Hz可変から変えられず、60Hz固定にできない
- Felica動かない
必要なもの
- ブートローダーアンロック済みの本体
日本版 M2101K9Rで検証。
- ADB fastboot環境構築済みのPC
- USBケーブル
ROM本体:
GappsはROMに同梱されているので不要です。
カスタムリカバリ:
ダウンロード後、解凍してください
おサイフケータイを使う場合:mitanyan98.hatenablog.com
にモジュールダウンロードリンクあります。
カスタムROMインストール前にfelicaメモリ使用状況を「未利用」にしてください
おサイフケータイ使用不可でした。
インストール
カスタムリカバリを焼く
端末をFastbootモードで起動させPCと接続します。(音量下+電源 同時長押し)
Flash_renoir_tools中にあるflash_boots.batを実行します。
端末がLineageOS recoveryで立ち上がります。音量キーで上下に移動し、電源キーで決定します。
リカバリ操作
まず、FormatDataをします。
内部ストレージはすべて消去されます。必要なデータはバックアップを取っておいてください。


Factory reset→Format data→Yes を実行します。
ROM焼き
トップ画面に戻り、Apply updateを選びます。


Apply from ADBを実行すると、ADB sideload待機状態になるので、PCと接続し以下のコマンドを実行します。
adb sideload ShapeShiftOS-2.8-Duosion-UNOFFICIAL-renoir-20211207-1307.zip
ROM名は適宜ダウンロードしたものに置き換えてください。
47%でストップし、No errorという表示が出ていれば正常に完了しています。
オプション:Magiskインストール
おサイフケータイやMagiskモジュールを使いたい場合はMagiskをインストールしましょう。初期セットアップ後でもかまいません。
ROM本体Sideload後、連続でインストールしようとすると失敗するのでリカバリの再起動が必要です。
トップ画面→Advanced→Reboot to recoveryでリカバリに再起動させます。
Apply update→Apply from ADBを実行し、Magiskをインストールします。
adb sideload Magisk-v23.0.apk
APKそのままインストール可能です。インストール開始時端末にsignature verification failedみたいなこと言われますが、Yesを押すとインストールされます。
インストール完了
トップ画面に戻り、Reboot system nowを実行して再起動させます。


セットアップ画面が表示されます。起動画面がPixelなんだが!
使用感等
ホーム画面 プリインストールアプリ


壁紙がアート。プリインストールアプリはほとんどpixel。
ShiftPa…は壁紙のリポジトリ
ランチャーアプリはShapeshiftLauncher(AOSPランチャー)
設定
Oneplus風の見た目になっている。項目自体は普通のAndroid。


デバイス情報がOneplusっぽい
Googleログインすると表示が変になるw
専用カスタマイズメニュー






ShapeShifterというカスタムROM独自設定メニューがある。ただし、ほぼ全て英語で日本語化はされていない。


日付表示、秒数表示に対応。
ゲーミングモードでは通知をブロックする、USBデバッグを隠す等の設定ができる。


themer設定でフォントを変更することができる。
ジェスチャ系



3本指スワイプでスクショ等いろいろ設定可能
DT2W正常に動きます。
珍しいのはジェスチャーバーの太さを変えられます。
クイック設定


デフォルトで明るさ調整バーが常時表示(うれしい)


そこそこ多めのクイック設定。ワイヤレスパワーシェアがあるがもちろん使えない。日本語化項目が少ない。
ディスプレイ関係 リフレッシュレート変更不可 ダークモード
ディスプレイ設定を見てもリフレッシュレート変更設定はできない。初期のLineageベースだから?


ダークテーマは標準が真っ黒だ。そして唯一、
カラーキャリブレーションを手動で行うことができる。
タスク一覧画面
タスクの「すべてクリア」ボタンは下にあり、便利。見た目にこだわりがある
認証系 指紋認証 顔認証対応


指紋認証と顔認証に対応しています。どちらも精度は良く、問題なく使えます。思いっきりPixelとかパクってるけど
カメラ
カメラアプリはショボいAOSPなので、GCamを推奨します。
GPS
正常に動作します。
仮想メモリ
仮想メモリ確認したら、2GB追加されていました。少ないと感じたらFKM等で増やそう。
動画再生
HDRも60fpsも問題なく再生できます。イヤホン変換も問題なし
おサイフケータイ(使用不可)


Magisk Hideオン、Magiskを隠すを実行すると、そのままSafetyNet通過した。
おサイフモジュールをインストール。


電子マネー読み取り、モバイルPASMOの取り込み、預け入れはできた。
しかし、決済はできなかった。
フォト無制限?


Pixel系ROMということは無制限アップロードできそうだが、自分の環境では元の画質のままだ。
べんち


AntutuとGeek カスタム項目が多い割に最高性能だ。
まとめ
- OxgenOS風のビジュアル
- AODアニメーション対応
- 指紋、顔認証対応
- PixelExperienceベース
見た目がOneplus風で楽しいカスタムROMだ。不具合や設定できない項目があり、常用にはちょっと向かないが、安定性は高い。
独自設定メニューが英語オンリーで難しい。
他のMi11Lite5G向けROM
LineageOS
ArrowOS
AICP
────────アフィリエイト────────