超良ROM!
追記(2021/12/26)
開発停止中
代わりにFlokoROMが再開しました。
特徴
AICPとは、Android Ice Cold Projectの略。かなりの老舗。公式サポートされているデバイスが妙に古く少ないが、ソースコードは公開、更新されているので非公式にビルドされているものが多い。
AICP | Android Ice Cold Project
- 大量のUIカスタマイズ項目
- おサイフケータイアプリプリインストール済
- Root化することでさらにカスタマイズ可能
必要なもの
推奨はFlameGappsかBiTGappsです


どれもARM64 11.0 pico(最小のパッケージ)推奨です。
ダウンロード
- イニシャルビルド(初ビルド)
- SELinuxがPermissive
- 【バグ(仕様)】SELinuxを変更すると指紋認証ハードウェアが使用できませんと出てFormatDataするまで指紋認証できなくなる。
- 【バグ】33W充電ができない(19W止まり?)
ACC等バッテリー制御アプリが動作しない
環境によってはディープスリープに入らない - 【修正不可?】NetflixがPlayストアからインストールできない。再生不可
- D払いやAuPayなど一部の決済アプリでバーコードが小さく表示されてしまう
バグ報告はDiscordのバグ報告チャンネルにお願いします
インストール方法
TWRPか、LineageOS Recoveryを使いインストールする
Mi11Lite5G向けカスタムリカバリ詰め合わせZip↓
https://cdn.discordapp.com/attachments/825126973365813318/908716572833636432/Flash_renoir_tools.zip
をダウンロードし、解凍する。
LOSRecovery使う場合
Fastbootモードで起動(音量下+電源同時長押し)し、PCと接続します。
flash_boots.batを実行し、手順に従うとLineageOS Recoveryが焼かれます。
音量ボタンで上下にカーソル移動、電源ボタンで項目を決定します。
Format data


トップ画面の”Factory reset”から、Format data→Format dataを実行します。
注意:内部ストレージのデータは完全に消去されます。
左上の「←」にカーソルを移動させることで前画面に戻れます。
ADB sideloadでROM本体を焼く


トップ画面の”Apply update”から、Apply from ADBを実行します。
ADB sideload待機状態になっているので、PCとUSBで接続します。
以下のコマンドを実行し、ROM本体をインストールします。
adb sideload aicp_renoir_r-16.1-UNOFFICIAL-xxxxxxxx.zip
xxxxxxxxはビルド番号です。新しいものをインストールしてください。
PC側の表示は47%でストップしますが、「No error」と出ていれば正常に完了しています。
Gappsインストール
ROM本体→Gappsと連続でインストールしようとすると失敗します。


トップ画面の”Advanced”→Reboot to recoveryを実行し、リカバリを再起動させます。
再度ADB sideloadモードにし、Gappsをインストールする。
adb sideload gappsのZip


Installation Complete!と出ていれば完了です。
Opengappsで入れてますが、BitGapps推奨します
(オプション)Magiskインストール
Gappsと連続でインストール可能です。
apkのままADB sideloadでも焼けます。
adb sideload magisk-v23.0.apk
Magiskインストール時署名エラーが出ますが、Yesを押すことでインストールできます。
インストール完了
トップ画面のReboot system nowを実行すると、カスタムROMが起動します。
TWRP使う場合(非推奨)
使用感等
初期インストールアプリ



初期インストールアプリは、とてもシンプル。なによりおサイフケータイがプリインストール!
Photographは音楽再生アプリ
設定


設定メニュー自体は割と普通のAOSP然としている。
デバイス情報



デバイス名はちゃんと日本版を認識している。AICP Experienceを連打すると懐かしのFlappyDroidで遊ぶことができる。
独自設定メニュー


AICP Extraという独自設定項目があり、ここから外観(フォントやテーマ等)や動作を細かく変更できる。そして項目のほとんどが日本語化されており、日本人でも使いやすい。
全項目の解説はこちら↑
SELinux変えられそうだけど


AICP Extraの”システムの動作”から変えられそうだが、SELinuxを変更すると指紋認証ハードウェアが使用できませんになるので変更しないでください。
ここの項目はなんかいろいろできそう
スマートピクセル
スマートピクセル機能:有機ELのピクセル表示数をわざと減らすことで電池消費を抑える機能。画面が暗くなったり画質が低下したりとデメリットがあるが、物理的に発光させなくしているので電池の持ちは良くなるとされる。
ダークモードを完全な黒にする
ダークモードが灰色強めですが、真っ黒にしたい場合はAICP Extraの”テーマ”からダークテーマの”基本テーマ”を選び、defaultの横の黒いやつを選ぶことで真っ黒にできます。
リフレッシュレート変更


Flokoでは切り替えられなかったリフレッシュレートも、「スムーズディスプレイ」で変更可能になった。いちおう90Hzでも静止画面では60Hzに下がる。
クイック設定



クイック設定パネルも非常に豊富。データSIMの変更もあるし、珍しいスマートピクセル機能もある。
AICP Extraにて一度に表示する行数列数を変更可能。
生体認証
指紋認証にのみ対応。顔認証は非対応です。
タスクキルしやすい
タスク一覧画面の下に「すべてクリア」ボタンがあり、AOSPよりタスクキルしやすくなっている!
カメラアプリ
プリインストールされているカメラアプリはショボいAOSPカメラなので、GCamを入れるなり、ANXカメラを入れて使うことをおすすめする。
GCamではマクロ広角超広角すべて使える。
※ANXカメラはv202+64MPfix for renoir(直リンク)で使えるが、自分の環境ではなぜか低画質な写真と正常な写真の2枚が保存されるバグが起きた。プロモードで撮れば低画質な写真は保存されなくなり一応使えはするようになった。Discord鯖の他の人は普通に使えているようだ。
おサイフケータイ




おサイフケータイは正常に使用可能だ。カードの読み取り、モバイルSuicaの取り込み、Suicaの残高確認、メルペイのiD設定を完了できた。GooglePayもOK
GooglePayを使用する場合は、Magiskの設定を変更しSafetyNetを通過させる。
UniversalSafetyNetは不要
GooglePayのNFCタッチ決済設定時、「設定していません」状態になっていたが、そのまま決済できた。
セキュアエレメント関係は消滅しており、切り替え不要でFeliCa⇔NFC決済可能だ。
モバイルデータ 通話通信


Povo2.0で検証したが、発着信、モバイルデータ通信ともに問題なし。
Flokoと同じようにデフォルトではVoLTEアイコンは出ない仕様になっている。(表示可能)
GPS
GPSは全くもんだいない。ピクミンブルームもふつうに遊べます。
サードパーティランチャーでジェスチャー
仮想メモリ
デフォルトで仮想メモリ3GB設定済みですが、パフォーマンス重視であればFKM等使って4GBにアップグレードするのをお勧めします。
ベンチマーク


ベンチマークを測ってみたが、特に下がっているようなことは無い。


3DMarkのストレステストでは驚異の99.7%の安定性





Antutuを連続で5回回したが、スコアは2万低下程度。温度も36度より上がっていない。すごい改善だ。
ゲーム動作検証
結果かなり改善されている。
FGOは検証方法が難しいのでテストしてません。(長くプレイしないとカクツキ発生しないらしいので)
プライムビデオ高画質OK 1080p60再生改善
Flokoでは問題のあった、1080p60再生時コマ落ちや、プライムビデオで再生できない問題も解決されている!
NetflixはPlayストアからインストールできないし、APK直インストールすればインストールは可能だが、再生はできないようだ。(自分は未契約なので確認できていません。)



大きく見た目を変更することができる。弄りがいがある。
他のROM
FlokoROM
ArrowOS
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