ROM焼き試験場

旧:ミ田ろぐ このブログには広告が表示されます

【アリエク3万円】「cmf Phone 1」グローバル版が届いたので実機レビュー【技適あり】

当ブログは広告を利用しています。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

購入場所、価格、配達までの時間

Aliexpressにて8月5日に購入しました。当時はドル145円くらいまで下がっており、かつセール期間中だったため、総額30,812円で購入できました。

 

配送はいつものシンガポールポストだったが、シンガポールから出国から追跡がうんともすんとも言わなくなりちょっと心配したが更新されないままいきなり佐川急便で配達されました。(追加徴収はなかった)

かかった時間は10日程度で日本郵便経由時と大きくは変わらなかった。

端末概要、買った理由

mitanyan98.hatenablog.com

詳しいスペックは紹介記事に書いているので省略する。買った理由としては安かったのと純粋に欲が出たという感じです。

  • Dimensity 7300
  • 8GB RAM 128GB ROM microSD対応
  • 有機EL120Hz HDR10+ 画面内指紋認証
  • モノラルスピーカー
  • 背面交換、拡張可能
  • LYT600カメラ+深度測定カメラ

開封

本体カラーと同じ色の箱をしています。

裏面はOppoやOneplusっぽい感じがした。前情報通り、技適マークがあります!

箱を開けると紙フィルムに包まれた本体が出る。

付属品

付属品は

  • 本体
  • 説明書
  • SIMピン
  • USBケーブル

となっています。

USBケーブルは一般的だが、SIMピンはcmf独自のもの。説明書には日本語があり、日本発売は秒読みと言って良い。(「規制ラべ」が2aから修正されてなくて草)

本体を見る

正面背面

イメージ通りの奇抜なデザインだ!

背面はカメラバンプ含めプラスチック製であるが、触り心地が独特で言葉で表しにくいが、安っぽい感じは全くしません。

指紋は全く付かない加工になっています。

ベゼルをNothing Phone (2a)と比較するとやはり廉価帯というだけあって太く非均等です。

画面保護フィルム最初から貼り付け済です。かなり指紋と埃が付きやすいです。

 

光学式指紋センサーはそこそこ下の方です。認証スピードはとても速いです。

側面

カメラバンプは少し出っ張っています。

カメラと対角線上の部分にダイヤル(特に機能はありません)部分も出っ張っており、バランスを取っています。無い側を押すと普通にがたつきますが

 

左側面には音量ボタン。上下つながった形をしている。

下側面はSIMスロット、マイク、USB2.0、スピーカー。

イヤホン変換アダプタはアナログ使えます。

右側面は電源ボタンのみ。かなり小さい。

上側面はマイクのみ。スピーカーはモノラルです。

 

SIMスロットはMicroSDと排他仕様となっています。

 

本体重量は198gでした。(初期保護フィルムあり)

割と重く感じます。

解体してみよう

まずSIMトレーを抜きます。ダイヤル部分を左回転させて外します。裏面のネジをすべて外します。

黒い部分と色がついている外装部分の間にピックやプラスチックカード等を突っ込んで開けます。SIMトレー付近から開けると良い感じです。かなり強固にくっついているので注意しましょう。爪だけで引っかかっています。

開けました。

バッテリーと保護されたパーツは分解するなよ と注意書きがあります。

カメラ部分のレンズ部分は外れないのでゴミが入ることは多分無いです。ここから分解するのも簡単そう

 

電源オン ソフト面

 

Nothing Phoneと全く同じNothing OSを搭載しています。

初回セットアップ時、普通のAndroidかNothingスタイルか選べます。普通のAndroidにするととてもPixelっぽい感じになります。

※当たり前ですがMagisk等は最初から入っていません。注意

システムにも技適がありました。

cmf Phone独自設定で言えば今のところは「NDOT日本語」が正式に組み込まれています(2a等ではまだ)。見やすさはともかく、今まで世界観があっていなかったとか言われていたドットフォントが使えるようになります。ウィジェット

まあ、設定項目開いたときのタイトルしか適用されませんでしたが…(以下画像のとおり)

ディスプレイ設定では自らHDRディスプレイをオンオフ切り替えすることができます。ステータスバーアイコンも表示切替ができます。時計秒数表示はUIデモモードから変えなければなりません。

メーカーOSだが、もはやカスタムROMのように機能がどんどん追加されています。しかも廉価機種なのに削られている機能がほとんど無いです。

マルチタスクがしやすくなっていました。

 

ジェスチャー設定も豊富です。電源ボタン2度押しの動作をかなりカスタマイズできます。中華UIおなじみの3本指スクショジェスチャー実装済み。ボタンでスクショを無効化することもでき、左右にボタンがある機種特有のスクショ誤爆を無くすことができます。

当然今までの3ボタンナビゲーションも選べます。戻るボタンを入れ替えもできます。

ナビバーのピル非表示もできます。

「ロック画面の基本情報を表示する」がAODでした。

指紋認証だけでなく顔認証も使えます。

通知音やアラーム音等システムサウンドも全てNothing Phoneそのものになっています。

詳しいハードウェア

Bluetooth対応コーデック SBC/AAC/aptX/aptx HD/LHDC/LDAC となっています。

RAMは廉価ながらLPDDR5を搭載しているようです。カメラセンサーは最近の低価格機種に搭載されることが多いIMX882(LYT600)です。

Root化し、Network signal guruでバンドを確認したところやはりドコモauのプラチナバンドは非対応でした。これでまじで日本出すの?って感じだ

一般的なPD充電器(Xiaomi純正やAnkerのやつ)で充電すると「最高速度で充電されてないゾ」といった感じの通知されました。9V 1.3Aくらいしか出てませんでした。

手持ちのPPS対応の充電器(Beseusのやつ)に繋ぐと33Wのそこそこ速い充電が使えました。

カメラ

 

カメラアプリもNothing同等の物が使われています。

最大ズームは10倍です。「レベル」は水準器です。「スタンプ」は透かしです。

フラッシュの隣のアイコンからAI加工モードの切り替えができます。

デフォルトは「自然モード」となっており、書いてある通りあまり誇張しない感じです。

「鮮明モード」にすると盛られた写真になるようです。

1枚目 オフ 2枚目 オン
1枚目オン 2枚目オフ

ズーム時はちょっと荒い感じになります。Ace3VみたいにLYT600はズームに弱いようです。

夜景は値段相応といった感じです。

 

ベンチマーク

基本的にパッケージ名偽装版を使用しています。(ベンチマークブースト対策)

Antutu v10(CPU GPU RAM ROM UX総合性能)

Antutuは約67万点とふつうに性能高め。(2a)(71万点)と比較するとGPUが3万点程劣る以外はほぼ同じスコアでした。

ストレージテストによるとROMはUFS2.2のようです。

Geekbench 6 (CPU GPU性能)

これもAntutu同様にCPUスコアはそこそこ良いがGPUは低いという結果になった。

3DMark(3Dゲーム性能)

3D MarkのWild life extremeストレステストは850点とまあエントリーだなぁという性能です。ゲームには向いていないでしょう。

PCMark for android(2D実用性能)

PCMarkは1万2千点と普段使いには全く問題ないスコアが出ました。

 

バッテリーテスト

120hz、明るさ50パーセント、自動調光オフ、HDRオフでの計測

結果は14時間半とかなり良好です。Dimensitu 7300は結構省電力性高そうです。

CPDT benchmark(ストレージ性能)

まとめ

☑よい

  • 質感は高い、ギミックに期待
  • CPU性能が高い
  • Nothing Phoneと全く同じOSが使える
  • 指紋認証が速い
  • PD PPS対応
  • microSD対応
  • 即BLU可能

✖わるい

  • ベゼルが広い
  • GPU性能が低い
  • モノラルスピーカー イヤホンジャック無し
  • バンド18 19非対応
  • カメラ性能が低い
  • NFC非搭載(FeliCaも無いだろう)
  • 思ったよりデカく重い

 

カメラ、バンド、NFC非対応という点を除けば普通にメインで使える良い感じのスマホだと感じました。Nothing OS入門にはピッタリです。Glyphインターフェース以外のほぼ全ての機能が使えます。

日本投入する場合、3.5万以下なら非常におすすめです。4万程度だと(2a)買った方が良いです。

 

 

改造も簡単

mitanyan98.hatenablog.com

手順は2aと全く変わりません

 

Bootloader Unlockはいつも通り

  • 開発者オプション有効化→OEMロック解除、USBデバッグ オン
  • adb reboor bootloaderし、「fastboot flashing unlock」実行

5秒以内に音量キーのどちらかを押すとアンロックできます。2a日本版のようにできないということは全く無かった。

DSUでLineageOS GSIを動作させてみた

  • lineage-21.0-20240722-UNOFFICIAL-arm64_bvS(lightではない)
  • Userdata 16GB

で動作しました。最初light版(-gsiと付く)、userdata初期値でやってブートループを起こしたのだが、上記で動作しました。

 

init_bootでMagisk導入するタイプです。

簡単導入