ROM焼き試験場

旧:ミ田ろぐ このブログには広告が表示されます

【一括1円】AQUOS sense7 Plusを買ってみた。開封とファーストインプレッション

当ブログは広告を利用しています。

悪くない!かも!?

 

購入場所、価格

近所のヨドバシカメラにて、MNP乗り換えで一括1円で販売していました。

22歳以下、またはスマホデビュープランに該当する場合は新規でも1円で購入できます。

メリハリ無制限プランが必須のため、初期費用は契約事務手数料含めると8千円ほどかかるが、定価7万円ほどなのでお得であることに変わりは無いだろう。

回線が増えるのが嫌だったり、乗り換えしたくない場合は端末のみでも22001円で購入できます。*1

在庫は色の欠けもなく結構ある感じでした。

mobile-norikae.com

近くで販売をやってないよーとか土日に合わないとかで量販店で入手が難しい場合は「スマホ乗り換え.com」から同じような割引を受けることができます。実店舗に来店不要で配達することが可能なので日本全国どこでもできます。

 

※量販店も乗り換えサイトどちらも限定企画のため、早期にセールが終了する可能性があります。

スペック

  AQUOS sense7 Plus
soc Snapdragon 695
RAM 6GB
RAM規格 LPDDR4X
ROM 128GB
ストレージ規格 UFS2.2
デイスプレイ 有機EL
画面サイズ 6.4インチ
解像度 2340 x 1080
リフレッシュレート 120Hz
カメラ 2眼
広角 50MP OV50A
超広角 8MP
フロントカメラ 8MP
Wi-Fi 11ac
バッテリー 5050mAh
充電速度 USB PD Revision 3.0
ワイヤレス充電 非対応
認証方式 側面指紋認証 顔認証
重さ 173g
本体サイズ(mm) 160 x 76 x 8.2
防水防塵 IP68
NFC 対応 おサイフケータイ対応
スピーカー ステレオ
bluetooth 5.1
イヤホンジャック あり
赤外線ブラスター あり
MicroSD 最大1TB
USB 2.0
GPS 対応
SIM 物理SIM+eSIM
OS AQUOS UX
カラーバリエーション 黒、赤、銀

AQUOS sense7 plus ソフトバンクのスペック・性能|AQUOS:シャープ

 

対応バンド

5G: n3 / n28 / n77 / n78
4G: B1 / B2 / B3 / B8 / B12 / B17 / B38 / B41 / B42
3G: B1 / B2 / B8

同じ695搭載機のXperia10IVやOppo reno7aと比べると、120Hzディスプレイやステレオスピーカーに対応している点が強み。しっかりとオサイフ防水イヤホンジャックMicroSDに対応しており、1円であることを考えるとコスパに優れているのではないだろうか?

しかし通信バンドがソフトバンク向けとなっており、ドコモAuのプラチナバンドに非対応になるのでその点には注意が必要

開封

箱、付属品

箱の中には本体と説明書類しかないとてもシンプルなもの。充電器すら無く、中華スマホにありがちな保護フィルムやケースも付属しない。

本体を見る

正面背面

画面は水滴ノッチの有機EL6.4インチフラットディスプレイ。ベゼルは太め。通知LEDはありません。

背面はフレームと一体成型の金属素材。上位機種のR7と似たようなデザインになった。色はシルバーを選んでみた。

カメラは2眼で、広角と超広角レンズとなっている。おサイフケータイはカメラ部に配置されている。

背面の文字はAQUOSのみでとてもシンプル。若干なだらかにエッジしており、持ちやすくなっている。

カメラの段差は地味にあるが、中心部にあるので置いても変に傾いたりすることは無い。

側面

右側面には指紋センサー、電源ボタン、音量ボタン の配置

今時珍しい電源ボタンと指紋センサーがそれぞれ独立しているタイプ。音量ボタンはかなり上の位置についている。

左側面には特に何もなし。

下側面にはマイク、イヤホンジャック、USBポート、スピーカー。

上部にはSIMスロットがある。

SIMスロットはピンを必要としないタイプで簡単に交換することができる。シングルSIMでMicroSDにも対応している。(2枚目はeSIMを使う)

iPhone12無印と比較するとこのようなサイズ感で、ちょっと大きいサイズ感。

6.4インチとそれなりに大きいディスプレイと5050mAhバッテリー搭載なのに173gと重量はかなり軽量。

OSソフト独自機能等

Android12と13のがごちゃまぜですが大きくは変わっていないです

ソフトバンクキャリア機なので、プリインストールアプリはちょっと入っているが一部(サポートのリモート操作系)を除いてアンインストール/無効化が可能です。

電源メニューに「故障かな?と思ったら」というメニューがあり、診断をすることができます。

AOSP系のため、明るさスライダーは2回降ろさないと出てこない。

しかしArrows同様最初から「インターネットタイル」が分離されており使いやすくなっている。

他の項目はAOSP同様だが、テザリングオートやグローブモードなど、独自機能もある。

履歴は「すべてクリア」がタスクの一番後ろにあるやつ。

 

AQUOS」トリックという独自機能をまとめたメニュー項目があります。

それぞれ設定項目にもあるが、ひとまとめにされているとわかりやすい。

良さそうな設定をピックアップすると、「インテリジェントチャージ」は中華系メーカーにも少ないバッテリーをいたわる機能です。

90%で充電をストップさせ過充電を防いだり、画面消灯中に充電するように設定する(画面点灯中はUSBから給電させる)ことで、発熱を抑えてバッテリーの負担を抑えるようにしている。バッテリー持ちのAquosなのでこういった点も抜かりない。

良い有機ELディスプレイを使っているからか、画面設定が豊富です。バーチャルHDRはオンにすると色がコロコロ変わるのでおすすめしませんが…

個人的にオフにした方が良い設定は「指紋センサー・Payトリガー」で、指紋センサーを長押しすると指定したアプリを起動できるようにするものだが、割と触れやすい位置にあるため誤爆(勝手にアプリが開く)が多く感じました。

カメラなど決済系だけでないアプリも設定できるのは良い点。

画面設定が豊富

普通の設定のディスプレイも項目が多く、フォント変更や色温度変更など、細かくカスタマイズすることができる。

最近Xiaomiが対応した「アプリごとにリフレッシュレートを指定する」ものがデフォルトで有効化になっています。

また、Youtubeやプライムビデオ等、一般的な動画アプリでもフレーム補完で高リフレッシュレート再生ができます。

 

音関係も地味にイコライザーを調節できたりする。

システム設定にはSDカード経由でデータ移行できる設定があった。ジェスチャー関連は一般的だが、Payトリガーとは別に電源ボタン長押しでもアプリを起動することができる。(有効にした場合、電源メニューは電源+音量上同時押しとなる。)

認証系

指紋認証はワンテンポ遅い。顔認証も早くは無いですが、指紋と併用して使いやすい感じだと思います。

顔認証はマスクをつけても認証できるように設定できます。さすが日本向け

カメラ作例

思ったより健闘しているなぁといった印象です。

しかしちょっとカメラアプリの操作感が悪く、ズーム切り替えショートカット(2x等)が無かったり超広角の切り替えでもたついたりする。

バッテリー持ち

PCMark for androidのバッテリーテストを「SIM無し、Wifi、明るさ50%(自動調整なし)、リフレッシュレート120Hz、音20%くらい」で実施しました。

結果は10時間54分!

思ったよりも伸びなかった印象がある。このアプリは通常テストを連続実行させている(フォアグラウンド動作)ので、待機電力重視のSenseシリーズではあまり出ないかもしれない。120Hzだし。

ベンチマーク

リフレッシュレート120Hzでの計測。Antutu、Geekbench、3DMarkはゲーム機能有効化

Antutu v10(CPU GPU RAM ROM UX総合性能)

※V10からRAM6GB機種ではLite版を使うことになっています。なので通常版との比較は難しくなっていることがあります。

V10になったのでスコアがそこそこ伸びたが、ミドルハイらしい46万点となった。

Geekbench 6 (CPU GPU性能)

3DMark(3Dゲーム性能)

通常版Wild lifeで1200点程なので、やはり3D重量級ゲームは厳しいでしょう。

PCMark for android(2D実用性能)

動画視聴やSNS閲覧などの普段使いで問題ないとされている点数が8000点。

なのでこの機種でも普段使いは問題ないでしょう。

ストレージ性能(Antutu、PCMark)

いつも使っているCPDTベンチマークがなぜか計測できなかったのでAntutuベンチマーク内蔵のストレージテストを代わりに実行しました。

Antutuベンチマークでは3.3万点。UFS3.1機種では5.6万ほど出るため、その半分程度となる・・・

PCMarkのStorage 2.0では1.8万点となった。同様にUFS3.1だと2.7万点。

気になった点

  • ディスプレイを押すとくぼむ(マネしないで)

強めにタッチするとなんかポコポコ鳴ると思っていたが、押し込んでみるとRedmi note 12 turboで騒がれた?背面ペコペコ問題のように若干くぼみます。

ディスプレイを痛める原因になるのでやらないように…

  • スピーカーの音質は悪いかも

音量はかなり大きいですが、質はというとDolby Atomosを切ったXiaomiみたいな感じです(伝わるのかその例え)

  • OEMアンロックの許可すらできない

SIMフリー版でもBootloaderにすら入れなかったのでどうせアンロックできないのは分かっているが…

まとめ

よい

  • ✅イヤホンの音質が良い スピーカーの音量がでかい
  • ✅大きさの割に軽量
  • ✅普段使いには問題ない性能、120Hzでもカクつかない
  • ✅イヤホンジャック防水MicroSDに対応
  • ✅OSのカスタマイズが豊富
    • ダークモード背景がピュアブラック
    • インターネットタイルが分離済み
    • USB給電等電池持ち重視
  • ✅顔認証は速い
  • ✅90%で充電をストップできる/USB直接給電可能

わるい

  • ソフトバンクのバンドにしか対応していない
  • ❌ディスプレイを強く押すとへこむ
  • ❌未だLPDDR4X、UFS2.2
  • 指紋認証の精度と遅さ
  • ❌スクロールの感度が良くないかも
  • ❌カメラUIがまだ使いにくい
  • ❌ケースやフィルムが付属しない
  • ブートローダーアンロックできない

Sense4無印以来のAquos senseシリーズ機だが、微妙なモッタリ感もなく120Hzリフレッシュレートでヌルヌル動作するようになって良い感じ。国産ミドルレンジ機&キャリア専売機だけあって不満点も少なくは無いが、サブ機としては意外とまとまっているのではないだろうか。電池持ちと音質の良さからDAP替わりにするのも悪くないかも。

 

*1:特価販売履歴には残るので半年間は同じような値引きを受けられないことを留意しておくこと