Nothingが送る「廉価スマホ」とは!?
- CMF Phone 1 が正式発表
- 主なスペック
- バックパネル交換可能!?
- 最新のMediatek Dimensity 7300
- カメラ
- ディスプレイが強い!
- バッテリー
- 格安で完全なNothingOS搭載
- その他
- 価格
- まとめ
CMF Phone 1 が正式発表
主に廉価帯のイヤホン等を販売していたNothingのサブブランドである「CMF by NOTHING」が初のスマホを発表しました。
現在日本での発売は未定ですが、興味深いスペックをしているので紹介します。
主なスペック
- Mediatek Dimensity 7300
- 最大8GB+拡張8GBのRAM
- 5000mAhバッテリー
- 50MPソニーセンサー+深度測定レンズ
- 6.67インチ 120Hz 有機EL
- MicroSD対応
- Nothing OS搭載
- 背面パネルやアクセサリーが交換可能
- IP52 防塵防滴
となっています。
バックパネル交換可能!?
本体購入時に付属するツールを使用してバックパネルを丸ごと交換できるようです。色が気に入らなかったり、気分転換に変えたり、自分で後から変更可能というのはとても新しく感じます。*1
色は4色で、オレンジと青はレザー調、黒とグリーンは「ケースに直接加工を施したようなユニークな質感」のようです。(つまりプラだろう)
- 別売りカバーは約35ドルのようです
個性的なアクセサリ
背面のネジに取り付けが可能なアクセサリが多数用意されています。カードケース、スマホバンド、スタンドの3つが用意されています。
気になるのはケースを付けた時の扱いですな。●の部分やネジの部分がくりぬかれたケースになるのか(それだとネジ長が足りなくなるのでは?)そもそもケース利用を前提としていなさそうである。(バックパネル交換できるしねー)
本体サイズ
本体サイズは高さ164mm,幅77mm,厚さ8/9mm,重量197/202gとなっています。(後者がレザーです)
6.67インチの大画面機種のため、幅や重さはしっかりでかめです。
分解可能だが、防塵防水対応
本体ページで動画でアピールされているが、水をかけまくったり埃だらけにしたり沈めたり(3秒間だけ)しているが大きな損傷にはなっていないようです。
ただし、IP52というかなり低い等級となっているので過信は禁物です。
最新のMediatek Dimensity 7300
Phone(2a)搭載のDimensity 7200 Proより数字は大きいが性能は低いものとなっている。性能が低いと言ってもスナドラ695やD7050(Reno11 Aが有名だネ)と比較すると上回っており、重いゲーム除けば普段使いは問題ないと思われます。
MicroSD対応!RAM ROM
RAMは8GBのみで、ストレージは128GBまたは256GBが選べます。16GBというのはいわゆるストレージを使った拡張メモリなのでそこまで過信するものではないでしょう。
そして最近のスマホにしては珍しくMicroSDカードに対応しています。最近はミドルレンジスマホでも採用が減ってきているので欲しがっていた人にはありがたいのではないだろうか。
RAM ROM規格は記載が無いので推測にはなりますが、SoCの対応状況から見るにLPDDR4X、UFS3.1になりそうです。下方互換があるならUFS2.2の可能性も十分あります。
カメラ
カメラはメインに50MPのソニーセンサーを搭載しているようです。
これも非公表ですが、価格帯から推測するとおそらくLYT-600辺りだと思います…
2眼あるが、片方はポートレート用の深度測定カメラなので実質シングルカメラとなります。
AIを使ったビビットな色合いで撮影するモードがあるようです。こってりした色合いになっているが、好まない人はオフにもできそうなので住み分けができてよさそう。
OISは載せていなさそうです。
インカメラは16MPとなっています。
ディスプレイが強い!
- 6.67インチ スーパーAMOLED LTPS!
- 1080x2400 FHD+解像度!
- 120Hz 可変リフレッシュレート!
- HDR10+!
- ピーク輝度 2000ニト!
と廉価機種なのにディスプレイに関して妥協点がほぼ見当たらない!欠点があるとすれば、ベゼルがそこそこ分厚いものになっており、4辺均等ベゼルでないということくらいです。
フラットディスプレイなのでガラスフィルムも問題なく貼れそうです。(2aは端浮きしまくってたけど…)
また、画面内指紋認証にも対応しています。すごい
スピーカーは残念ながらモノラル
スペックに記載は無いが、レビュー動画を見る限りスピーカーはモノラルのようです。イヤホンジャックもありません。
うーーーん、これは素直に残念です。
バッテリー
バッテリーは5000mAhで33Wの高速充電に対応しています。充電規格は不明です
「許可なしでバッテリーと保護された部品は分解しないでください」と書かれている通り、バッテリーは交換不可能となっているようです。おそらく防水関連のせいでしょう。
格安で完全なNothingOS搭載
OSはNothing Phoneシリーズで定評のあるNothing OSをそのまま搭載しています。個人的にメーカー製カスタムUIではトップクラスの完成度、安定性、カスタマイズ性を持っていると思うのでこれ目当てに買うのも悪くないです。
統合されたChatGPTも、廉価ブランドなのにしっかり対応しています。ソフトウェアに手を加えてあえて使えなくするような姑息な手を使っていなくて良いですね。
サポート期間は2年間のOSアップデート、3年間のセキュリティアップデートのようです。ここは若干短め、または他メーカー同等です。
その他
価格
8/128GBでインド価格17,999ルピー(3.4万円)のようです。
日本向けはまだ未定となっているが、4万円を切る程度の価格となりそうです。
まとめ
長所
欠点
- ベゼルが太い
- モノラルスピーカー
- たぶんfelica非対応?
- 防水防塵等級が低い
日本での価格、FeliCa対応次第だとは思うが、この価格でかなり詰め込まれたミドルレンジスマホだなぁと感じました。
*1:なお、10年前に既に実現していたり・・・ASCII.jp:iPhone 5c激似スマホ、その名は「ioPhone 5色」!?