ROM焼き試験場

旧:ミ田ろぐ このブログには広告が表示されます

スーパーエントリー機  Redmi A3 実機開封レビュー【AOSP搭載】

当ブログは広告を利用しています。

日本初レビュー

 

購入場所、価格、配達までの時間

Aliexpressのアニバーサリーセールで購入。

クーポン使用で128GBモデルを80ドルで買えました。日本円で1万円と新品新製品のスマホとしては破格なのでは!?(ないなー)

値段の通り発展途上国向けの超エントリーモデルで最下位モデルはRAM3GB+ROM64GBと構成からしてローエンド感がプンプン。

何故買ってしまったかといえば、OSが特殊なのだ。開封レビューを見る限り、MIUIとAOSPが混ざった変なOSをしておりカスタムUIマニアとしては非常に興味深かった。(過去モデルRedmi A2 A1はピュアAndroidだった)

 

発送でトラブルがあり、3月28日購入から発送までに4月16日で約3週間、手元に配達されたのは結局25日となり、めちゃめちゃ時間がかかった。

青を買ったが全く発送されず、メッセージ送るもクーポン自動返答か無視されまくり。何回も送ったら2週間後にようやく反応があり「青在庫無いから黒に変えてちょw」という内容の返信があった。すぐ色変えて発送してねと返信したが、またしても無視され4日後にやっと「分かった黒色送るように伝えるわ」と返されました。前回Redmi note 11 Pro+買ったのと同じストアとは思えないほど対応が悪い。

スペック

  Redmi A3
soc Mediatek Helio G36
RAM 3/4GB
RAM規格 LPDDR4X
ROM 64/128GB
ストレージ規格 eMMC5.1
デイスプレイ 液晶 (水滴ノッチ)
輝度 500ニト
画面サイズ 6.71インチ
解像度 1650x720
リフレッシュレート 90Hz
カメラ 1眼(+深度)
広角 8MP
超広角 なし
マクロ なし
フロントカメラ 5MP
Wi-Fi Wifi 6
バッテリー 5000mAh
充電速度 10W
ワイヤレス充電 非対応
認証方式 側面指紋認証
重さ 193g(緑),199g
本体サイズ(mm) 168.4 x 76.3 x 8.3
防水防塵 非対応
NFC 非対応
スピーカー モノラル
bluetooth 5.4
イヤホンジャック 無し
赤外線ブラスター 無し
MicroSD 対応
USB 2.0
GPS L1
SIM 物理SIM x2
OS Android14
価格(発売時最低構成) 70ドル~
カラーバリエーション 黒、青、緑(レザー風)

 

価格が語るようにスペックは超低い。Bluetoothだけは最新規格に対応していて面白い

対応バンド

4G: LTE TDD: 38/40/41

4G: LTE FDD: 1/3/5/7/8/20/28

3G: WCDMA: 1/5/8

対応バンドも最低限で日本だとソフトバンクのみ対応します。

 

開封

箱はグローバル向けや中国向けとも雰囲気が異なるインド向け端末の箱を感じるデザイン。

初めてみるタイプの箱だった

付属品

  • 本体
  • SIMピン
  • 紙類
  • 充電器
  • USBケーブル

となっており、珍しくケースは省かれている。

充電器は小型で出力は最大10Wと貧弱

USBケーブルも今時珍しい急速充電非対応タイプ

本体を見る

本体カラーは黒です。

正面背面

まるで某Ultraのようなデザインです。背面はテッカテカの光沢プラ背面です。

背面は細かくキラキラしたラメのような柄があります。宇宙っぽい

カメラ部はまた別のテクスチャとなっています。カメラは2つありますが、1つは深度用で実質シングルカメラです。

画面は水滴型ノッチの液晶ディスプレイで、やはり廉価機というだけあってベゼルは極太です。また、保護フィルムも貼り付けされていませんでした。

下部ベゼルもぶっといです。

 

側面

右側面には指紋認証兼用電源ボタン、音量ボタンがあります。

左側面にはSIMスロット。

上側面にはスピーカー、イヤホンジャック。

下側面はマイク、USB Type-Cポートがあります。下部にスピーカーは無く、なんと上側モノラルスピーカーという変態構成です。

音質は悪いです。

 

SIMトレーはSIM2枚とMicroSDカードが同時に使えるトリプルスロットです。

 

写真には写っていませんが、フレーム角部分にバリがあり、(Redmi Note 10 JE等にもあったので)なつかしさとそれくらい安さ重視しているのだなぁと感じた。

 

電源オン ソフト面

プリインストールアプリ

勘のいい人は気づくかもしれませんが、MIUIとはちょっと違うUIです。MiビデオやApp Mall(独自アプリストア)、電卓等Xiaomi製アプリがあります。

 

設定アプリ

なんとXiaomiの機種なのにMIUIではなくカスタマイズされた素のAndroidを使用しています。

通知、クイック設定

しかし、通知、クイック設定画面はMIUIの古いコントロールパネルスタイルのやつです。このキメラ感が凄い…

戻る画面もMIUIのようで、タスク下にすべてのタスク終了ボタンがあります。

 

ロック画面はAOSPです。認証系は指紋認証、顔認証に対応しています。速度は遅く、認証精度も低いです。

 

ジェスチャー関連

設定UIはAOSPなので、項目もほとんどAOSPです。ナビバー非表示や、ミラーボタン設定等ありません。

デフォルトランチャー変更してもジェスチャーできる

MIUIではないということは、サードパーティ製ランチャーでもジェスチャーが封印されていません!実際にMSランチャーをデフォルトにしたが、問題なくジェスチャー操作できます。

 

激安スマホですが、90Hzリフレッシュレートに対応しています!が、SoCが非力すぎてカクカクです

翻訳が変なのか、「指を離してスリープから復帰」というのは「持ち上げるとスリープ解除」という機能のようです。また、高輝度モードは手動で有効化する必要があるようです。

 

Xiaomi独自設定

それでも一部独自設定は実装されており、壁紙カルーセルやRAM増設機能、「地域」設定が選べるようになっています。(プリインストールアプリが変わったり、カメラのシャッター音切り替えたりできる)

 

他、APKインストール時やアクセシビリティ権限許可等の10秒待機が無かったり、USBデバッグ有効化時のMiアカウントログインも不要だったり、MIUIでの不自由な部分はほとんど削除されております。

正直、このOSは日本人にとても相性が良く感じたのでエントリー機種にはMIUIではなくこっちのOSを搭載して売って欲しいと思った。

カメラ作例

カメラアプリ

カメラアプリはXiaomi機種のV5同様のモノを搭載しています。

カメラ設定もMIUI同様です。地域設定を日本韓国北朝鮮以外にするとシャッター音項目が出てくるのも一緒です。

 

以下、作例。原寸サイズです。

 

流石1万円というべきか、ブレに弱いわ暗所弱いわズーム弱いわまさに最下層といった感じです。記録用にも厳しいかもしれません。

ベンチマーク

基本的にパッケージ名偽装版を使用

RAM4GB ROM128GBモデル リフレッシュレート90Hz

Antutu v10 lite(CPU GPU RAM ROM UX総合性能)

なんと、途中で落ちて計測不可でした。ストレージスコアは8000点も行きませんでした。

Geekbench 5 (CPU性能)

低いですねー

PCMark for android(2D実用、バッテリーテスト)

点数は4700点と、普段使いの目安のスコア9000点半分程度の性能となっている。

バッテリー持ちも8時間半とそこまで良い訳でもないです。

まとめ

✅よい

  • 8割AOSPでMIUIに関する不満が少ない
  • 輝度はそこそこ明るい
  • デュアルSIMとSDカード両立可能
  • 90Hzに対応している

❌わるい

  • カメラがゴミすぎる
  • 超もっさり動作
  • ダブルタップで画面オンが無い
  • 指紋認証が解除されずらい
  • スピーカーもショボい、イコライザが無いので調整不可
  • ブートローダーアンロックができない

 

結論:まだ日本のエントリー機の方が良い

あまりにもSoCがショボすぎて普段の操作すらもきついです。アニメーション全切りでちょっとマシになる程度。RAM4GB ROM128GBの上位版を買ったがあんまり意味無かったですな