riceDroidを越えた!?
SparkOS
AOSP系のカスタムROMで、様々な他のROMを混ぜ合わせたようなカスタム項目がかなり多めのROM。Vanilla版とGMS版の2つがあります
現在Officialで対応しており、アップデートも比較的頻度が高い。
チェンジログを確認すると「MIUIカメラを同梱した」とあったり、DolbyAtomosやVisionサポートもしてたりということで独自機能があまり失われて無さそうなのもよさそうなので、入れてみることにした。
必要なもの
boot-munch-...はカスタムリカバリ。
-gappsと付いているものがGapps有りのROM本体。別のGappsを使う場合やMicroG等を使う場合はVanilla版を入れよう。
インストール方法
他Lineageリカバリを使う機種と同様の手順でインストールできるので、詳細は割愛。
- ①boot.img(リカバリ)を焼く
- fastboot flash boot boot-munch-....img
- ②リカバリを起動させるとSparkOSリカバリになっている
- fastboot reboot recovery
- ③Factory resetを実行し、adb sideloadでROM本体をサイドロード
- adb sideload Spark-13.2-Official-munch-...-gapps.zip
- ③-1 Magiskを入れる場合リカバリを再起動して(スロットを入れ替えた後)adb sideloadする
- adb sideload magisk-v2x.x.apk
自分はCNROMの13.0.11.0からインストールしたが特にバッテリードレインや通信が使えない等の不具合は起きていません。
使用感
MIUIカメラが同梱されており、純正とほぼ同じ感覚で使うことができる!
中華版なのだがちゃんと48MPで認識しており、ポートレート、マクロ、夜景、プロモード等すべてのモードは正常に動いた。
ANXカメラではなく純正ROMから抜き出した?感じで設定もMIUIそのまま。
ただ問題が1つあり、AOSP系では「地域設定」を変更できないのでシャッター音の無音化ができません。
(汎用シャッター音無音化モジュールを使って対処できました。)
「Fireworks」というのが独自設定アプリで、あとは普通の見た目
Oneplusっぽいデバイス情報画面が出せます。
カスタムカーネル入れてみました
これが独自設定メニューです。翻訳具合は半々くらいです。
テーマ関連ですが、アイコンの変更だけでなくクイック設定、通知画面等のカスタムも一つにまとめられているようです。(かなり多いので画像は一部)
カスタム済みですが、項目はLineage系(カフェインやAOD切り替え、データSIM切り替え等)が追加されていたり、Dolby AtomosやMiサウンドエンハンサー等も追加されていました。
ロック画面の時計の見た目を変えられます。(あんまりいいの無かったけど)
ダブルライン時計の無効化もここでできます。
Crdroid系のステータスバーカスタム設定です。自分がしているおすすめ設定は
- 古いモバイルアイコンを使用
- 通常アンテナの横に「4G」で1つアイコンを使うが、MIUI等のように統合するのですっきりする
- マイクとカメラ使用中表示以外はオフ
- バッテリースタイル 円形、残量は右側
Gesturesはシンプルです。スリープ時、電源ボタン操作でLEDライトオンにできたり
ステータスバー、ロック画面のタップでスリープ、Doze(ディープスリープ)時タップで復帰できるようにできます。
「その他」設定で、通知設定やデバイス偽装、省電力化などあまり使わない項目がまとめられている。
広告ブロックをOSで搭載しているのが特徴だが、hostsファイルの編集や追加もできないっぽいので別途使った方がいいですね
センサー無効でバッテリーが節約できるっぽいです。
スマートピクセルは有機ELのピクセル点灯を一部無効化して無理やり消費電力を抑える機能です。
電源メニューの設定ができます。項目を増やしたり、アニメーションを変えられます。
ロック画面時に出ないようにすることもできます。
ピュアブラック設定は無いが、Monetエンジン設定から可能。
アプリごとにリフレッシュレートを固定できたり、サンライトモードの設定もできます。
デュアルアプリっぽい機能があります。が、サードパーティランチャでは動かない?
バッテリー量グラフを変えることができます。スマート充電としてACCの機能をそのまま組み込んでいます。
設計バッテリー容量、実容量、充電サイクル数の表示もできます
画面ロックは顔認証と指紋認証に対応している。App lockでアプリのロックができそう
ナビバーを非表示にできるが、キーボード下の余白も非表示にしてしまう。別々に設定することもできないのでフリック入力だと「ん」入力に支障がでるかもしれない。
まとめ
- MIUIカメラがほぼ正常に動く
- 独自設定メニューがまとめられており見やすい、項目が多い
- Dolby Atomosを使うと音質がかなり良い
- バグが少ない
- (NothingOSと比べて)通知が速い
K40Sと相性が良く、かなりうまくまとまっており、自分の好みにマッチしたROMだと感じた。
メインで、かつカスタムROMを常用するのは超久しぶり(Zuk Z2とか以来?)だが、大きなバッテリー消費も無く、カメラが純正同様のモノが使えることもあり全然問題なく使えてしまう。
riceDroidを越えて一番おすすめなROMとなりそう。
入れたMagiskモジュール
- カメラ無音化
- LSPosed
- safetynet fix
- shamiko
- zRAM Swap Manager