ROM焼き試験場

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【おすすめ】Redmi K40 Pro向けカスタムROM「Pixel Extended」インストール&使用感

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UNOFFICIAL版だが、ついにAndroid12のPixel Extendedが登場

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Pixel Extended

名前の通り、Pixel Experienceの拡張(Extended)版。Pixel風の見た目、使い心地をのこしつつ、他のROMのカスタム要素を盛り込んだカスタムROM。略称はPEXらしい

Pixel Extended

 

このROMはUNOFFICIAL版であるので、PEXチームによる公式サポートはされていない。アップデートは以下のテレグラムで更新されている。

t.me

必要なもの

Redmi K40 Pro 中国版 8GB/128GBモデルにて検証

https://mega.nz/folder/DmwGSRIK#Bkqh9PSp00BLTynMj4IK5w

付属のboot.imgがリカバリなので、一緒にダウンロードする。

Gappsは同梱されているので不要

Redmi K40 Pro / Pro+ China Firmware V12.0.5.0.RKKCNXM Update | Xiaomi Firmware Updater

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fw_haydn_miui_HAYDN_V12.0.5.0.RKKCNXM_cdb31bc683_11.0.zipをダウンロードする

  • (オプション)Magisk

インストール方法

リカバリ焼き

端末をfastbootモードで起動させる。(電源オフ時、音量下+電源同時長押し)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/w/wwwwwplane/20211108/20211108180414.jpg

 

PCと接続し、以下のコマンドを実行してカスタムリカバリをインストールする。

fastboot flash boot_a boot.img

fastboot flash boot_b boot.img

念のため、AB両スロットに焼いておく。

※Bスロットがメインの場合、"fastboot --set-active=a"を実行しAをアクティブにする。

 

以下のコマンドを実行し、リカバリに再起動する。

fastboot reboot recovery

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PEリカバリが立ち上がる。LOSリカバリと同じく、音量ボタンで上下移動、電源キーで決定/実行

Factory reset(初回のみ)

※内部ストレージのデータはすべて削除されます。必要なものはバックアップを取ってください。

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Factory reset→Format data

を実行し、データを消去する。

ファームウェア焼き(初回のみ)

Xiaomi特有だが、内部MIUIバージョンによってカスタムROMの動作が変わり不具合等発生することがあるので、指定されたファームウェアを焼く必要があります。

だいたいChangelogに書いてあるので、指定されているモノをインストールする。

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Apply update→Update from ADB

でADB sideload待機状態にし、PCと接続する。

 

以下のコマンドを実行し、ファームウェアをインストールする。

adb sideload fw_haydn_miui_HAYDN_V12.0.5.0.RKKCNXM_cdb31bc683_11.0.zip

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Done!と出ていれば完了。

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そのままROM本体インストールしようとするとエラーが出るので、トップ画面に戻り Advanced→Reboot to recovery を実行し、リカバリを再起動する。

ROM本体インストール

ファームウェアと同じように、sideloadでインストールする。

adb sideload PixelExtended_haydn-12.0-20211224-1047-UNOFFICIAL.zip

ファイル名は適宜ダウンロードしたものに変更してください。

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Total xfer: 1.00x と出ていれば正常に完了している。

 

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Reboot system nowで再起動してインストールは完了

インストール(Dirty flash

ROMによってはWipe不要で環境そのまま移行できます。(非推奨)

PE12(Official)からDirty flashできることを確認しました。

 

PE recoveryを起動し、Wipeをせず、そのままADB sideloadでROM本体を焼くだけです。

使用感

※Dirty flashでそのまま移行したため、Pixel Experienceと同じところは割愛します。

詳しくは前回の記事をご覧ください。

 

指紋、入れているアプリ、設定項目、アカウント、テーマなどまるまるごっそり移行出来ました。

独自カスタマイズメニュー

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SnowHouseという独自設定項目があります!

 

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全て英語だが、それでもカスタム項目はそれなりに多い。(3こめはジェスチャー関連です。)

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status bar項目では、ステータスバーに関連する項目を弄ることができる。

VoLTEアイコン表示、時計の秒数日付曜日表示、バッテリーアイコン変更/パーセント表示、そしてクイック設定パネルを開かずに明るさ調整バーを使うことができる!!

 

PEでは無かった明るさ自動調整のトグルも追加されています。

 

2つ目のLock screen項目ではロック画面関連だが、ダブルタップでスリープ、メディアのカバー表示くらいしかない。

 

3つ目のジェスチャー関連では、ナビバーを隠すことができるようになります。非Rootで

 

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4つめのHardware項目では指紋センサーや音量キーなどのハードに関連する操作だが、長押しで曲スキップ、戻しや指紋認証時に振動する程度の設定しかない。

おすすめポイント:クイック設定

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クイック設定には項目がいくつか追加されています。

データSIM切り替え、カフェイン(スリープ時間延長)、流れている音検索、コンパス、自動同期トグルが追加されています。

デュアルSIMでの切り替えが楽になりそう。

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特筆すべきはAndroid12純正の大不評な「インターネット」ではなく、独立したWi-fiとモバイルデータ通信のクイック設定パネルが追加されています!!*1

操作感はずばり11以前そのもの!!

ディスプレイの手動調整

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他に違いを探していたが、ディスプレイの調整でRGBの色調整を手動で行うことができるようになっていた。

画面ロックの追加設定

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ロック画面設定にスクランブルレイアウト(テンキーをシャッフルする)、クイックアンロック(正しい番号を入力すると即ロック解除)が追加されており、これもまた便利になっています。

手袋など指紋が使えない状態だと重宝します。

 

他は全くPEと同一でした。動作も含めて同じなので、すごく安定しています。

まとめ

  • Unofficialビルド
  • 動作はPE譲りで安定。Dirty flash可能
  • カスタマイズ性がちょうどいい。クイック設定カスタムが神

前回のPEと同じ開発者で、おそらくPEベースにビルドしたもので動作自体は凄く安定。PEの不満点がほとんど解消された名作ROMだ。

UNOFFICIALというのがデメリットだが、PEのメンテナでもあるのでアップデート頻度は悪くないはず

 

 

mitanyan98.hatenablog.com

 

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*1:PEからDirtyFlashした場合は元のインターネットが一番上にあり、クイック設定編集に追加されてるので入れ替えよう