日本版の不思議
日本版は物理+eSIM専用
SIMフリー、Softbankで発売されている前世代のXiaomi 12T Pro。Snapdragon 8+gen1搭載で2億画素のカメラが特徴のこの機種だが、グローバル版と異なりSIM対応が物理1枚+eSIM専用となっている。
中国版(K50Ultra)やグローバル版では物理SIM2枚が可能だが、日本版はSIMトレーからシングルSIM専用となっているので実質不可能となっている。
今回海外版のSIMトレーを仕入れて試してみたので書く。
必要なもの
- 海外版のデュアルSIM対応なSIMトレー
- ブートローダーアンロックした端末
- グローバルROM または euROM
入手
https://ja.aliexpress.com/item/1005005122775737.html
今回は上記ページのものを買ってみた。1ドル切っており送料込みでも300円程度で手に入る。他に色々買ってやれば迅速配送にも対応するのでケースとかと一緒に買うと早く届く。
届いたので比較してみる。これは表面。日本版は右で、グロ版はFACE TO SCREENの表記がある。
裏面は日本版はプラスチックが塞いでいるが、グロ版は特に無い。日本版でも根気よくプラスチックを削れば作れるのではないか?とも思ったが、300円なので普通に買った方が良いです♨
全く違和感はない。純正そのもの。
ROM焼き
日本ROMでは強制的にeSIMが有効になり物理デュアル化できないのでそれ以外のROMにする必要がある。また、オサイフモジュールを入れても有効化されるので今のところ両立させることはできずサイフを捨てる必要がある。
対応させたXposedモジュールが開発されたので日本ROM、FeliCaモジュール導入状態でも動作するようになりました。
※HyperOS環境を除く
LSPosedを導入し、esimdisablerのAPKをインストール。モジュールを有効化し、再起動させるとeSIM有効無効切り替えスイッチが出てくるのでそこから物理デュアル対応ができるようになります。
チェック
SIM未挿入時
結果、両方とも問題なく認識した。
通話着信も問題ありません。
モバイル通信切り替えもしっかりできます。
まとめ
グローバル版同様になってしまうが、日本版ハードでもデュアルSIMに対応していることが分かった。
Xiaomi13TシリーズでもSIMスロット内部を見ると接点が見えるので同様のことができます。現状無印XIG04ではグローバルROMが動かないのでProのみになるが、認識したという動作報告があります。
Redmi Note 11 Pro 5GやRedmi 12 5Gでもできそうではあるが、実機が無いので分からない…分解やライトで見てピンがあれば使えます。
キャリアの要件かFeliCaの仕様かわからないが、物理デュアルSIM対応してるのにわざわざ塞ぐのはやめて欲しい(2台持ちなのでそんなに使わないけど)