死角からとんでもない機種が現る
- arrows Alpha 発表
- 先にまとめると
- Dimensity 8350 Extreme 搭載
- メモリ構成も抜かりなし LPDDR5X UFS4.0
- 日本仕様バッチリ対応 FeliCa MicroSD 防水防塵 耐衝撃 バイパス充電 n79
- 金属フレームでエレガント しかも軽量
- カメラ
- バッテリー 一気に90W充電対応
- ディスプレイ
- ソフトウェア面
- 価格
- まとめ
- スペック一覧
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arrows Alpha 発表
FCNTが販売しているスマホシリーズのarrowsの最新作としてarrows Alphaが発表されました。
久しぶりのハイエンド機種で国内メーカーとしては良さげなスペックをしているので紹介します。
先にまとめると
よさそう
- Dimensity 8350搭載で性能が高そう
- ストレージ512GB
- 金属フレーム
- フラットディスプレイ
- MicroSD対応
- (6.67インチ級と比べて)コンパクトで軽量
- 90W急速充電対応
- n79対応
- (多分)bootloader Unlock可能
わるそう
Dimensity 8350 Extreme 搭載
SoCにはMediatekのDimensity 8350 Extremeを搭載しています。
現状他に搭載機種はMotorolaのedge 60 pro程度しかないもので情報があんまりないがXiaomi 14TやPOCO X6 Proに搭載していたDimensity8300とほとんど変わらないっぽいです。Antutu 130万点級です。
2025年現在の全世界機種で見ると完全にミドルハイの性能ですが、日本ではまあハイエンドといって良いでしょう、arrowsでは最強のスペックです。
最後のハイエンドarrowsの5G(SD865)と比べると1.5倍のCPU性能、総合性能は2倍にもなります。WeやN等のエントリーと比べると3倍にもなります。
メモリ構成も抜かりなし LPDDR5X UFS4.0
RAM ROMは非常に高速なLPDDR5X、UFS4.0にそれぞれ対応しており個人的に気にしているポイントなので嬉しい。eMMCやUFS2.xからだと体感できるくらいの差があります
容量も12GB/512GBと、かなりの大容量で長期間使用しても余裕がありますね
日本仕様バッチリ対応 FeliCa MicroSD 防水防塵 耐衝撃 バイパス充電 n79
※イヤホンジャック以外
まず、おサイフケータイに対応しています。
次に、MicroSDにも対応しています。ストレージ512GB既にあるのに加えて更に拡張可能という。
そして防水防塵だが、ただのIP68(防水防塵)だけでなく噴出水のIP66、更に高温の噴出水のIP69にまで対応しています。
arrowsおなじみのハンドソープで洗ったりアルコール除菌も問題なし!という表記があります。
耐衝撃規格はMIL規格に準拠しており、以下の23項目の試験に準拠しています。つよすぎ
更にFCNT独自に1.5mの高さからの落下試験も行っており、それにも耐えるようです。
所謂バイパス充電である「ダイレクト給電」にも対応しています。
USB3.1、DP Altモードにも対応しています。細かいニーズに対応しまくりだ!(アナログ変換イヤホンには非対応だろう。)
金属フレームでエレガント しかも軽量
再度フレームが最近のトレンドなストレートタイプで金属製であり高級感があります。ハイエンドらしくて普通にカッコいい
金属フレームの場合、大体重量がネックになるがこの機種は188gとかなり軽量に仕上がっています。
POCO F6 Proは200g超え、AQUOS R10でも190g台なので軽いです。
カメラ
カメラはメイン広角にSonyセンサーのLYT-700Cを搭載。
1/1.56インチのそれなりに大きめのセンサーで、Find X8やZenfone 12 Ultraと同じセンサーです。意外と性能良さそうです。
生成AIを駆使して玉ボケを作り出すとか!?
他は超広角レンズで、望遠レンズは非搭載です。
バッテリー 一気に90W充電対応
バッテリー容量は一般的な5000mAhです。公式は10時間使っても2日持つと公称しています。
特筆すべきは最大90Wの急速充電に対応していることです!今までの日本メーカーでは考えられない速さ!
充電器がもろにMotorola製でそれ譲りであることは明白だ!
ディスプレイ
ディスプレイは6.4インチの若干小型?なサイズ感です。
性能は輝度3000nitと明るめ、144Hz対応のLTPO(可変)、と結構ハード面はよさそうです。ただarrowsのソフト制御は微妙らしい
実機ハンズオン動画を見る限り、上下のベゼルが太く不格好… やはり日本っぽさは抜けきれないというかなんか
ソフトウェア面
arrows機種のUI自体はあまりカスタマイズされていないAndroidだが、独自機能はいろいろ盛り込まれているようです。
Exlider対応なので、指紋認証は電源ボタン兼用タイプっぽそうです。
根強いファンが多いATOKキーボードも搭載されています。
OSアップデートは3回、セキュリティアップデートは5年対応を予定しているようで、この面でも長く使えるでしょう。
意外にもarrows We2シリーズからBootloader Unlockが解禁されているのでそっち方面のカスタムにも期待ができます。
価格
Amazonにて88,000円にて販売中です
発表会にて、オープンマーケット版(SIMフリー版)が税込み8万円台に抑えるという発表がありました。
日本メーカーなのにここまで性能を盛っておきながら10万どころか9万円を切る価格になるとは正直驚いた arrows Nは695で10万円だったんだよ…
※FCNTはLenovoに買収されて子会社になっています。
まとめ
比較的高性能なDimensity 8350搭載に加えて512GB大容量ストレージ、IP69防水+MIL規格準拠のタフネス性能、FeliCa+MicroSD対応の隙のない機種です。
FCNTというメーカーからこのような機種が出るとは全く想像しておらず完全に意表を突かれた。自分としては普通に欲しいです。BLUできそうだし
高いけど、ドコモやIIJmioなどではMNPで割引販売すると思うのでそれを狙ってみたいと思います
買いました。
スペック一覧
対応バンド(SIMフリー版)
5G:n1 / n3 / n28 / n40 / n41 / n77 / n78 / n79
LTE(国内):B1 / B3 / B8 / B18 / B19 / B21 / B28 / B41 / B42
3G(国内):-
LTE(海外):B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B8 / B12 / B28 / B38 / B39 / B41 / B42
3G(海外):B1 / B5
GSM:850 / 900 / 1,800 / 1,900MHz