厳密に計測したわけではありません
カスタムカーネル
ROM(OS)ではなく、その下位に位置するカーネル部分をカスタムしたもの。
Linuxの中核に位置するものでCPUメモリストレージなどと直接やり取りしている部分でありこの部分をカスタムすることでバッテリー持ちや性能を向上することができるっぽい
Pixel6無印Proにはけっこう存在しており、実際に電池持ちが向上したというものもあったので6a向けに出てほしいなと思っていたところXDAにて公開されていたので入れてみた。
インストール方法
前提条件:Magisk導入済み カーネルマネージャーアプリインストール済み
SD2A.20220601.001.B1ビルドにて検証
XDAのページのGoogleドライブから、必要なZipファイルをダウンロードする。
Android13ベータ版でない限り12フォルダ内のものをおすすめする。自分が入れたのはDespair-V2.00-6A-LTO.zip
LTOと付かないものの違いは分からん!!
事前にFKMをインストールしておく。有料アプリだがカーネルの細かい変更、zRAMの追加など非常に機能が多いのでおすすめ。
無料アプリだとEX kernel maneger辺りが使えるのかな?とりあえずFKM以外での動作保証はしません。
Franco kernel managerを起動し、Flasherを実行する
Manual flasherからZipファイルを選択し、Flash & Rebootを押して待つ。
画面にMagiskのリフラッシュが必要と出るが、FKM経由のインストールであれば不要
再起動され、システム情報の「カーネルバージョン」がDespairになっていれば導入成功。
電池持ち
前日昼12時頃にフル充電後、24時間ほぼ充電せずに使用。(1目盛り2時間)
7時~10時頃までがっつり使って減っているが、使えば使う分だけ減るのは変わってない模様。
午前1時頃に就寝し、7時頃にちょっと起きてちょっと使ったくらいで2度寝し13時頃に起床。
その間充電せず放置することでスタンバイドレインを検証したが、58%→49%となった。
純正カーネルだと1時間で2,3%ほど減ってしまうほどドレインが酷かったが、これは10時間で9%弱とかなり改善された。
ベンチスコア
バッテリー温度30%ぐらいで開始したせいかちょっと下がった。
すこし発熱しやすいのか、早期にスロットリングが働き低いスコアになってしまいました。
開封時と同じくらいの27度まで落とし、そのまま冷蔵庫内で測ったところCPU性能、UXのスコアが若干上がり71万点を出した。
しかしバッテリー減りは両方とも純正とあまり変わらない結果になった
開封時のスコア
まとめ
おそらくゲームの動作はほとんど変わらないと思いますが、スタンバイドレインはかなり減少したのでその点だけでも良い感じです。
カーネル作者はついでに作ったみたいな感じであまり本腰を入れて製作しているわけではないっぽいので後継バージョンや他のカーネルが出たらそちらでも試していきたい。
追記:Android13でも13用のものでインストール可能だが、明らかに発熱しやすくなったため使用をやめました。