ROM焼き前提で買った中国版のXiaomi端末。
新品の端末のブートローダアンロックには最低でも*11週間はかかります。
1週間の間触っていてもそこまで使いづらくしないようにさせる手引き
検証はRedmi K30 Ultra MIUI 12.5 21.9.8 Betaでやっています。
- 必要なもの
- ADBセットアップ
- 初期セットアップ
- Miアカウントログイン
- 開発者モード
- ブートローダーアンロック申請
- GMSインストール
- 日本語ロケールの設定
- 日本語フォントを適用
- 初期中華アプリ&不要システムアプリアンインストール
- 最後に
新しい版
必要なもの
- ADB環境が使えるPC
- USBケーブル
- 中学生程度の英語ちから
ADBセットアップ
Minimal ADBや15sec ADBは楽だが、内部バージョンが古い場合がありうまく動かない可能性があるのでGoogleから最新のPlatform-toolsをダウンロードして使おう。
初期セットアップ
選べる言語はこの5つだけです。中国語が読めればそのままでいいですが、やはり英語がわかりやすいでしょう。
初期インストールアプリ
中華系アプリがわりと入っています。
ピンチアウト(ホーム画面編集)させて複数アプリを選択し、一気にアンインストールできます。
Miアカウントログイン
・Sync
・Find Device
は必ずオフにする
開発者モード
Setting→My device→All specs→MIUI versionを連打
なんかポップアップするまで連打する。
”Additional settings”に”Developer Option”が増えている。
DEBUGGING項目の
- USB debugging
- USB debugging (security settings)
をオンにする。(要Miアカウント?SIMカード?)
ブートローダーアンロック申請
配置は同じなので、同じように操作する。
GMSインストール
GetAppsアプリを開きます。
最初に表示されるおすすめアプリ画面は右上のナントカをおせばスキップ出来ます。
下載とか書かれたのを押すと大量にダウンロードされます。
上の検索バーから”google”と検索する
”Google Play 商店”を探してUpdateやInstallを押してインストールする。
※上のGoogleアプリは「最適化中 現在は提供していません」となっている!
Openを押して、サインインすればPlayストアが入る。
Chromeはなぜかインストールできない(待てば入る?)ですが、ChromeBetaはインストールできます。
Googleアプリを入れ、バッテリーセーバーから除外、自動起動オンで二段階認証使えるようになります。
日本語ロケールの設定
PCと接続し以下のコマンドを実行する。
adb shell settings put system system_locales ja-JP
何も出ず終われば正常。
再起動すれば不完全ながら日本語化されます。
エラーが出る場合はUSBデバッグ(セキュリティ)の項目を見直してください。
日本語化される項目
- ホームアプリ
- 一部の純正アプリ(カメラ MiMail レコーダー 時計 連絡先 Miリモートなど)
されない項目
- 設定メニューの大部分
- 純正アプリのほとんど(GetApps Security Games ファイルマネージャ ギャラリーカレンダー 電話 メッセージなど)
- 中国向けアプリ
日本語フォントを適用
標準のフォントでは一部の漢字が中国語と共用されてしまい、違和感を感じる場合があるので、唯一の日本語フォントに置き換えることで解消します。
テーマアプリを開き、右上の検索からMcMejiroと検索し、ダウンロード。applyで適用されます。
中華フォントではなくなります。
クレジット:Androplus
Mejiro - M+ FONTS と Roboto を掛け合わせた日本語フォント
MIUI13だとまだ中華フォントが残る
MIUI14からブラウザにもフォントが適用されるようになりました。
MIUI13の場合、仕様でWebview(ブラウザ)の表示フォントが中華フォントに固定されちゃっています。テーマ機能でフォント適用しても中華のままなので、我慢して使うしかありません。
尚、Chrome拡張機能が使えるブラウザアプリを組み合わせると使えるようになるようです。
初期中華アプリ&不要システムアプリアンインストール
100%日本語化されていないのでアンインストールできるアプリは全部アンインストールしよう。
ホーム画面タイプを”クラシック”にすることで、複数選択し一気にアンインストール可能です。
ついでにXiaomiADB/FastbootToolsでシステムアプリの削除もします。
中華版はグローバル版とちょっと違うので
最終的にここまでシェイプアップ出来ました。
詳しくは
【Xiaomi】MIUIの広告削除、不審アプリ削除方法【Redmi】 - ミ田ろぐ
※消しすぎると、Antutuベンチマークスコアが下がってしまう=本来の性能が出せなくなってしまう場合があるので注意
Xiaomi service frameworkを削除するとブートループすることがあるので注意
このどれかを消した状態だと
右のように10万点も下がってしまう。
最後に
ブートローダーアンロック時にすべてのデータが削除されるので、そこまで大量にデータをためたり、移行したり、しないようにしよう!
*1:アカウントを使いまわすと1週間ずつ増える