ROM焼き試験場

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GUIで操作できるfastbootとPayload Dumperが一緒になった便利アプリ「Fastboot Enhance」

コメントによるアプリの紹介です。ROM焼き初心者におすすめ

 

Fastbootはコマンドラインアプリ

普段ROM焼きで多用する「fastboot」コマンドだが、コマンドプロンプトで実行するアプリである。

覚えておくと損はないadb/fastbootコマンド、コマンドプロンプトの便利な使い方 - ROM焼き試験場

しかしコマンドプロンプトそのもの操作方法を知っていないと使い方が分からなかったり、ファイル名が1文字でも間違っているとエラーが出たり、もし間違ったファイルをflashしてしまうと端末の文鎮化の原因にもなってしまいかねなかったりとユーザーフレンドリーではありません。

 

しかしこのアプリを使うことで使いやすくなります。

forum.xda-developers.com

また、fastbootだけではなくpayload dumperの機能も備えてあります。

OTAパッケージから簡単にimgファイルを取り出す「Payload dumper go」 - ROM焼き試験場

使える機能

- fastboot状態から得られる情報の表示
- bootloaderおよびfastbootdモードの切り替え
- A Bスロットの切り替え
- fastbootdモードからpayload.binのFlash
- イメージファイルのflash
- パーティションの削除
- Logicalパーティションの削除
- Logicalパーティションの作成
- Logicalパーティションのリサイズ
- Payload.binファイルからの抽出
- Payload.binから選んで抽出
- Payloadの情報の表示
- ダイナミックパーティションメタデータの表示

一般的なfastbootで使うものの他に、特筆すべきはfastbootdから直接payload.binファイルをFlashすることが可能ということでしょう。

これを使えばおそらくカスタムリカバリ不要、adb sideloadを使わなくても直接カスタムROM焼きが可能になります。

 

またpayload.binから一部だけ抽出する機能も持っており、Payload dumper Go等ではすべてのファイルを抽出されるがこれを使えばboot.imgだけ抜き出すといったことが簡単に行える。

ダウンロード

github.com

releases.zipをダウンロードし、好きなところに解凍してfastbootEnhance.exeを実行

使ってみた

Fastboot



トップ画面です。fastbootモードでつなぐと表に表示されます。

ダブルクリックで次の画面に行きます。

プロパティ

各情報とボタンが現れます。

バイス名、セキュアブート状態、シームレスアップデート対応、現在のスロット、fastbootDモードか、見れます。

  • [Fastbootdで再起動]はfastbootDに再起動します。fastboot reboot fastbootですね
  • [スロットBに変更]はスロットを入れ替えます。不用意に入れ替えると起動しなくなるので注意してください。fastboot --set-active=b コマンドですね
  • [Payload.binを書き込む]を押すとpayload.bin選択画面になりFlashできます。
  • [切断]は切断です。
  • [Systemで再起動]はAndroidに再起動します。fastboot rebootですね
  • [Recoveryで再起動]はリカバリーモードに再起動します。fastboot reboot recoveryですね
パーティション

Partitionsではデバイスパーティションを見たり、編集したり、Flashしたりできます。

[消去][削除][リサイズ]等は下手に触ると簡単に文鎮化(再起不能レベルの)するので注意

FastbootDモードだとlogicalパーティションが見えます。

Payload dumper 

[参照]を押して選ぶか、ウインドウにドラッグアンドドロップすると開くことができます。

payload.binでなくてもZipファイルでも解凍せずに指定できます。

プロパティ

試しにNothingOSのOTAアップデートパッケージを開いてみました。

色々情報が出ます。一般で見るべきはFull Packageくらいでしょうか、

YesであればFullROM、NoならIncremental ROMです。

パーティション(Payload.binからの抽出)

そのPayload.binに含まれるパーティションが表示されます。

 

ここから抽出ができます。抽出したいものをクリックして選択し、Extract Imageを押します。保存するフォルダを選ぶダイアログが出るので、指定すると抽出されます。

 

Incremental ROMの場合、[Allow incremental]にチェックを入れれば抽出できそうだが、できないっぽい。

動的パーティションメタデータ



About

XDAスレッドとGithubのリンクです。

Flashしてみよう

パーティションをクリックして選択し、[Flash]を押すとファイル選択ウインドウが開くのでimgファイルを選ぶとFlashされます。

多分、コマンドラインオプションの指定はできないようなのでAVB無効化等はできないかも

Payload.binのFlash

Payload.binのFlash

imgのFlash同様、[Flash payload.bin]を押すとファイル選択画面が出るので選択するとFlashが開始します。

Payload.binそのものでなくとも含まれているZip本体であればそのまま読み込めます。

 

Show logsにチェックを入れれば進捗が表示されます。

まとめ

Payload.binの一部だけ抽出は便利だと思った。

FastbootdからのFlashは原理的には「Payload.binの抽出→各パーティションFlash」を自動で行っているだけだが、面倒な作業を一度にしてしまうためこれも便利。

初心者向けだが、imgのFlashは普通にコマンドでやる方が速いと感じる。TABキー押せば入力保管してくれるし…AVB無効化できないし…