HyperOSでもアンロックできるようになった!
検証端末:POCO X6 Pro HyperOS 1.0.4.0.UNLMIXM
必要なもの
- 開設してから30日以上が経過したMiアカウント
- Mi communityアプリ v5.3.31以上
- Xiaomiスマホにプリインストールされているものはだいたいバージョンが古いです。
- モバイルデータ通信ができるSIMカード
- ADB/fastboot環境のあるWindowsPC
- Mi unlock
手順
スマホでの操作
まずXiaomi communityアプリ バージョン5.3.31以上のものを入れる。PlayストアにあるものでOK
アプリを開き、BootloaderUnlockに使うXiaomiアカウントでログインする。(Xiaomiスマホの場合、ポップアップが出て自動ログインを推奨されるので、そのままログインして良い。)初回の場合ニックネーム等を設定する必要があるが、適当で構わない。
右下の”ME”を開く。「Unlock bootloader」オプションを押す。(バージョンが低いと出てこない。)


申請画面が開くので、「Apply for unlocking」を押す。アカウント作成から30日以上経っていないと押せないっぽい
上手く認証されれば「You have been granted access to unlock until~」と表示され、ブートローダーアンロック申請が可能になる。
2025年6月追記:4月?あたりからこのコミュニティアプリ権限が不要でBLU申請ができるようです。失敗し続ける場合はそのままBLU申請してみてください。
表示されている日付以降になると権利が無くなり再度申請する必要がある。
「Application quota limit reached Please try again after 日付日時」と表示される場合、申請の定員に達しています。
中国時間の毎日0時(つまり日本時間午前1時)に更新されるので、資格が欲しい人はその時間にApplyボタンを押ししましょう。NICTの時計+1秒くらいに合わせて押すといい感じです。
アカウントに権限を追加するのは実際にBLUするスマホでなくても申請可能です。
Xiaomiスマホでなくても権限は取得できます。CN版HyperOSの端末でもできますが、「権限を得る」だけなので申請は依然弾かれます。
Account Error Please try again after ~と表示される場合
書いてある日付の後再チャレンジしてください。
自分もやっと遭遇しましたが、おそらく広告ブロック関係を設定していると起きやすい気がします。まっさらな端末を用意して申請するのがよさそうです。
デバイス紐づけ


BLU申請をし、権限を手に入れたXiaomiアカウントでログインしておく。
あとはいつも通りMi アンロック状態を開き、モバイルデータ通信にして「アカウントとデバイスを追加」を押せば申請できる。正常に完了すれば、「正常に追加されました。」とポップアップが出る。
※
「認証できませんでした。アカウントとデバイスをもう一度~」と表示される場合、ポップアップ通り一度サインアウトし、再度ログインして試したところ、上のように正常に申請できました。
「Couldnt add. Please go to Mi Community to applu for au...」という表示の場合、Miコミュニティアプリでの権限獲得ができていないので実行してください。
コマンド「adb reboot bootloader」か 電源オフ→音量下+電源ボタン同時長押しし「FASTBOOT」と表示されるfastbootモードで起動させる。
PCでの操作(MIUIの時と変わらないけど)
MIUIの時と同じMi unlockアプリを使います。
miflash_unlock.exeを実行し、端末にサインインしたMiアカウントでログインする。
この画面になったらFastbootモードにした端末をPCと接続する。
認識されると上記画像のようにconnected表示となる。Connectedにならない場合「android bootloader device」のデバイスドライバが入っていないので適用する。
「Unlock」を押し、表示されるダイアログを全てOKし、アンロックする!
初回は必ず失敗するが、「Please unlock 72 hours later. And do not add~」と表示されているように、72時間後にまたアンロックを実行する必要があります。
MIUIの時と異なり、168時間(1週間)から72時間(3日)に短縮されている!!!
また、MIUI→HyperOSにアップグレードした端末でも待機時間が72時間に短縮されることを確認したので、対応している機種はアプデしてからBLU申請することをオススメします。
待機時間を確認出来たらそのままアプリを終了してよい。スマホをUSBから抜いても良いし、再起動して普通に使っても構わないし、SIMカードを抜いても構わない。
書いてある通り、以下のことをすると最初からやり直しになります。
- 申請した物と別のアカウントを追加する
- 端末からMiアカウントをサインアウトする
- ファクトリーリセット含めた初期化をする
1年間に3台以上BLUしようとすると、上記のように「これ以上のアンロックは無理」と言われます。
追記:2025年以降は1アカウント1台のみに制限されます。
リロック(再ロック)
公式のFastbootROMをflash and lockで焼くのが確実です。
絶対に確認すること
- カスタムROMでない、公式のHyperOS状態であること
euROMやHyperTN等は× - その機種が発売されたリージョンのROMであること
中国版本体にグローバルROMは× - Magisk等入れたままでないこと(パッチされたBootが焼かれている等改変状態)
上記の状態であることを確認した上でリロックしてください。
手動でのリロックは非常に危険です。
一つでも当てはまると文鎮化します。同じアカウントで再度アンロックというのはできなくなっている可能性が高いですので復旧には有料アンロックサービスを使う必要があります。
完全な純正ROMに戻した状態で以下コマンドでブートローダーリロックできます。
fastboot oem lock
まとめ
中国版から大幅に緩和されグローバル版でもアンロック申請ができるようになった。
また待機時間が半分以上短くなっており嬉しい誤算だった。しかし1アカウント1年に3回しか申請できないこと、作成30日以上経過したアカウントが必要な点が以前から若干難しくなった点かと思われる。
なによりそこまできつくなくBLUできることでまあ安泰?だろう
中国版は既報の通りあれが正式でぶっ通すようです。なので中華版輸入してROM焼きというのは廃れてしまうかもしれません。強制BLUサービスは100ドルを大きく超えつつあり現実的ではない…←正式公開された影響か、値下げされていました。