なんとXiaomi 13 ultra をお借りしました!
いい点
✅Snapdragon 8gen 2とLPDDR5X、UFS4.0の最強トリオ
✅質感、高級感が高い
✅12S Ultraから価格据え置き
✅雰囲気を損ねない付属ケース
✅カメラ性能
わるい点
❌重すぎ&厚すぎ
❌純正ケースがツルツル滑りやすい
❌純正保護フィルムが微妙(埃が付きやすい・指紋が付きやすい
❌指紋認証がいまだに光学式(超音波式よりもフィルムを選ばないというメリットはあるが
❌マクロが弱い
❌絞りをワンタッチで変えられない
Xiaomi 13 Ultra
4月に発表されたばかりのXiaomi 13 シリーズの最上位モデルです。
1インチセンサー+ソニーセンサーを3個(全く同じもの)搭載しており、カメラに全振りな端末になっている。
今回我がサーバーに参加している人からお借りすることができ、レビューすることになった。二度と手にする機会は無いと思っていただけに、気合を入れてレビューしようと思った。
スペック
Xiaomiのスマホでは初のUSB3.2に対応している。
開封
箱は高級感ある黒色。
今回お借りしたのは中位のRAM16GB+ROM512GBモデルの黒色。RAM16GBの端末は人生初だ…
裏にシュリンクを開ける用のつまみが用意されている。ここも高級
Xiaomi(とライカ)の書かれた付属品の入った箱の下に本体が鎮座。その下に充電器が入っている。
付属品
- 本体
- ケース
- 90W充電器
- USBケーブル
- 説明書
- カード
充電器は割と小型サイズながら90Wという結構速いものになっている。100V対応なので日本でも本気出せますね (型番MDY-14-EC)
おしゃれカード
ケースは結構固めの素材でできている。
|-みたいな模様になっている。
内側はちゃんと曲面になっています。
本体を見る
本体をつつむタブにすらXiaomiロゴが入っている
シールが貼ってあるので剥がして…
これが本体だ!! 重い!!!!
リーク通りのマジでカメラ部が盛り上がったデザインをしています…金のリングかっこいいーっ
側面フレームは金属製で高級感アリアリ。
カメラバンプが凄まじく、盛り上がっている部分で測っても500円+10円と同じ厚み。
でかすぎてスタンド並みに傾きます。左右対称なのでがたつきはしませんが
裏面は革のテクスチャになっており、裸でも手触り、ホールド感が良い。左上にあまり目立たない感じでロゴがある。
カメラ部はテカテカです。
サイドフレームが裏面に回り込むようなデザインは、正直かっこ悪いと思う
ディスプレイには保護フィルムがデフォルトで貼ってあります。(ただし、指紋や埃を凄い吸う)
エッジディスプレイだが、そこまで急ではないので操作感と見やすさが両立されている。
上下ベゼルはちょっと太いかもしれない。
屋外でも暗いと感じることは無かったです。
上側面はマイク、スピーカー、赤外線ブラスター。
通話用スピーカー兼用ではなく独立したスピーカです。最上位機種なのに赤外線ブラスターがある良い
左側面は何もなし
右側面には音量、電源ボタン。固すぎない押し心地です。
下部はスピーカー、USB C、マイク、SIMカードスロット。
裏表に1枚づつ入るタイプ
VoLTEも全く問題なく使えます。(ahamo、Povoで刺すだけで自動設定を確認)
公式ケースだけあってしっかりハマります。
ケースはボタン部や下部は守ってくれない仕様のようです。
カメラの保護は結構厳重でカメラっぽい刻みもありますね。しかし側面は滑り止めなくツルツルなので落としそうです。
それなりにしっかりガードしてますね。
カメラ
カメラアプリの機能
※仮日本語化済
起動させるとまず2種類のスタイルを選ぶ画面になります。ヴィブラントが明るめ、オーセンティックが濃いめになります。
他の機種とUIが大幅に変わっていました。特徴の絞りは設定を開いて変更できます。
ズームの倍率選ぶやつも変わっており、操作しやすくなっていた。
高倍率ズーム時、小窓で撮影している位置が分かる表示も出ます。
ある程度静止すると、手振れ補正ががっつりかかるようになって撮影しやすいようになっています。
他モード
動画の解像度 fpsは720p~4K 60fps、最大8K 24fpsまで行けます。スーパー手振れ補正もありますね
「自動調整レンズ」を有効化すると勝手にレンズが変わることを抑えることができます。動画設定も統合されたみたいです。
他は今までとあんまり変わってない。シャッター音オフできます。
Leicaなので特別な透かしを入れられます。オーディオ設定
曇る?可変絞り機構の音
雨上がりの夜(結構寒い)、夜景撮ろうとしたところメインレンズの内側にだけ曇りが生じた。
ボワボワになってしまった
対処法は分からないが、極度な温度変化には注意した方が良いかもしれない
13ultra OISの音やばい( pic.twitter.com/2yen0NBEUr
— ミ🍜田(みた) (@mita_98_) 2023年4月26日
振るとガチャガチャとかなり大きい音が鳴ります。ツイにはOISと書いているがどうやら可変絞り機構が鳴っているようです。(まあ普段使いでシェイクはしないでしょ)
バイクに乗せるなどの振動には弱いと思うので注意。
作例
※40%にリサイズ済み 手持ち
ボケが楽しい
望遠
夜景
手持ち
⇓ミニ三脚使用
超広角は暗い
ISO12800(迫真)
原寸アルバムです
感想
特に知識を必要とせず、フォーカス合わせてシャッター押すだけでめっちゃきれいな写真が撮れる。
連写しても固まることなく撮影できるのも良いですね。
望遠カメラは光学望遠3.2倍と5倍からになっていて、よく使う2倍の拡大はデジタルズームになっておりピントが合わないことが無く使いやすかった。高倍率はやはりスマホカメラということもあり10倍~は厳しいと感じた
夜景は手持ちでもブレにくく感じる。
ソフト面
CNROMなのでプリインアプリは多め。(ホーム画面モードをクラシックにすれば一括削除できます。)
初期MIUIは14.0.2だったが、すぐアップデートが来ました。
【懲役1週間】中国版MIUIでも使いやすくする(仮日本語化) - ROM焼き試験場
以下は仮日本語化してある項目があります。
ディスプレイ設定が充実 Widevine L1
ディスプレイ設定はそこそこ多かったです。画面の色設定にOriginal color PROというものが追加されています。解像度は2種類選べます。FHDはバッテリ持ち重視、WQHD+は画質重視。(スマホのサイズでわかるのか?)
リフレッシュレートは自動、120Hz、60Hzと選べます。90Hzなど細かいところは選べません。またアプリごとにリフレッシュレートを固定、切り替えることができます。(アプリを60fpsにして省電力化など)
どのモードでも、静止時になると瞬時に1Hzに落ち消費電力削減をしているようです。
他AIを使ったギャラリー専用の画像強化、HDR強化、超解像などできます。
中国版でもWidevine L1なのでプライムビデオ等で高画質再生ができます。
認証系、AOD設定
画面内指紋認証、顔認証に対応しています。Alway on displayは常時表示に対応していました。
Xiaomi 13 Ultra 指紋認証 pic.twitter.com/zEjuKzomK7
— ミ🍜田(みた) (@mita_98_) 2023年4月26日
認証速度は爆速でした。 光学式なのでフィルム変えても相性に悩むことは無いでしょう。
サウンド
サウンドはハーマンカードン監修ではなくなったのでDolby atomosだけになっている。他の機種ではあるプリセットの「映像」「音声」などが無くなって「オーディオ品質を最適化」というものしか選べなくなっています。
その他
背面タップはここしか反応しません。
ベンチマーク
基本的に
16GB+512GB本体、MIUI14.0.8.0 CN版、WQHD+解像度、リフレッシュレート自動、パフォーマンスモードオン、ゲームターボ有りでの計測になります。
Antutuベンチマーク(CPU GPU RAM UX総合性能)
Antutuは堂々の130万点オーバー!パフォーマンスモードオフでも125万点と1+gen1より20万点以上も多い。
Geekbench6(CPU GPU性能)
Vulkanテストは一部測れない項目があったので参考程度に。
3DMark(3D性能)
高負荷のWild life Extremeテストで3764点とかなりの高得点が出た。原神最高設定の目安が2000点越えなので快適にできると思います。
Extremeテストを20回連続で動作させるストレステストではLowest scoreでも3348点と連続動作でもあまり性能が落ちなくなっている。
しかし発熱が凄く45℃まで上がっており、金属フレームがものすごいアツアツになっていた!
CPDTベンチマーク(RAMストレージ性能)
LPDDR5X+UFS4.0の力でほとんどの項目がかなり高速です。
PCMark(2D実用性能)
普段使いは全く問題ないスコアです
PCMarkバッテリーテスト
WQHD+解像度、リフレッシュレート自動、明るさWifiの真ん中くらい、音量半分くらい、Povoモバイルデータ通信ON、Wifiオン、パフォーマンスモードオフでの計測
結果は10時間30分というものになった。持ちは普通に良いとおもう。解像度上げると持ち悪くなるので気にする人はFHDにするとよいでしょう。
明るさ半分、FHD+解像度、120Hzの場合、およそ1時間と少し伸びました。
実際の動作
Xiaomi 13 Ultra ゲーム pic.twitter.com/hpAiB0TN8V
— ミ🍜田(みた) (@mita_98_) 2023年4月26日
実に快適。
まとめ
いい
- Snapdragon 8gen 2とLPDDR5X、UFS4.0の最強トリオ
- 質感、高級感が高い
- 12S Ultraと価格据え置き
- 雰囲気を損ねない付属ケース
- カメラ性能
わるい
- 重すぎ&厚すぎ
- ケースがツルツル滑りやすい
- 純正保護フィルムが微妙
- 埃が付きやすい
- 指紋が付きやすい
- 指紋認証がいまだに光学式
- 超音波式よりもフィルムを選ばないというメリットはあるが
- マクロが弱い
- 絞りをワンタッチで変えられない
やはり最高ハイエンド端末は格が違うと感じた。一番売りにしているだけあってカメラ性能がとくに高い。初めての1インチセンサーだったが特に違和感なく使うことができ適当に撮るだけで良い写真ができてしまう。
中国版の価格はそれほど高くなく、12万円ほどから購入することができる。通常利用に支障が出るような8+128GBからではなく最低構成でも大容量12+256GBからスタートなので一番下のモデルでも誰でも満足できると思う。
グローバル版が出ることが確定しているので公式グローバル化も可能なのも12sUltraと比較して良いと思う。(グロロム焼きは弊害があるが…)
レンタルでのレビューなので手放すことが確定しているが…8gen2はMIUIと相性も良いので13シリーズが欲しくなってしまった!