キャリア版からスッキリSIMフリー版に
Xperia10 IV
ミドルレンジ向けXperiaの10シリーズの4世代。スナドラ695、RAM6GB、ROM128GB。
現在ソフトバンクでかなり値引き販売されており、MNPで一括1円、本体のみでも22001円で入手可能。今回自分はヨドバシカメラにて、YmobileのMNPで一括2001円で購入した。*1
ソフトバンク版A202SOの対応バンドは
5G: n3/n28/n77/n78
4G: 1/3/4/8/18/19/41/42
で、ドコモ、Auのプラチナバンドにも対応しており、他のキャリアでも割と使える。
XperiaはBLU不要で別のROMを焼ける
通常Xiaomiやモトローラ等、販売地域やキャリアが異なるROMを焼く場合、ブートローダーアンロックが必要だが、Xperiaには専用のFlashモードがあり、アンロックをすることなくグローバル向けや国内SIMフリー版、別のキャリアの公式ROMを焼くことができる。
ただし、ドコモ版のみは署名が違うようでドコモ版をSIMフリー版にROM焼きはできない。逆にSB版にドコモROM焼きも不可。
〇 SB/KDDI/Rakuten本体をSIMフリー版ROM焼き
✖ ドコモ版本体にSIMフリー版ROM焼き
✖ SB/KDDI/Rakuten/SIMフリー本体にドコモROM焼き
〇 ドコモ本体にAhamo版ROM焼き(Xperia 1 IIのみ)
必要なもの
- PC
- Windowsを使用
- USBケーブル
- XperiFirm
- Newflasher
XperiFirm
ダウンロードした物を解凍し、Xperifirm_x64.exeを実行する。
左側リストからXperia 10 IVを開き、XQ-CC44を押す。
MVNO JPとRakuten JPの2つあるが、SIMフリー版のためMVNO JPを押し、右側端末画像の下に表示されているAvailable Firmware:からファームを選ぶ。
ダイアログが出るので、Downloadを押す。保存フォルダーを聞かれるので好きなフォルダを指定する。
後は待っていればファームの展開なども自動で行ってくれる。 Unpacked successfully!と表示されれば完了。
.taファイルの消去
ダウンロードしたファームウェアのフォルダ内にある、simlock.taなどの.taファイルを焼いてしまうと文鎮化してしまうようなので、別のフォルダに移行するか、削除する。
Bootフォルダ内にもあるので注意する。(自分の場合は消し忘れたが特に問題はないっぽい)
Newflasher(ROM焼き)
割愛します
電源オフ→音量下押しながらPC接続(接続した後も押しっぱなしで)→通知LEDが緑色になったらFlashmode接続完了
別のROMに切り替えるため、ユーザーデータは削除する必要があります。
完了
ちょっと時間がかかるが、待っていれば初期セットアップ画面がでます。


キャリアアプリの無い、スッキリとしたプリインストールアプリになります。
と言ってもネトフリやfacebook,linkdinとかあるが無効化できます。
デバイス情報を見ると、モデルがちゃんとSIMフリー版になっています。
SIMフリー版は物理デュアルSIM対応でSB版とは違う構成だが、元と変わらずeSIMも使える。
おサイフケータイも問題なく使えます。
※対応バンドは元のハード依存で変わりません。
DSDV可能
どうやらソフトバンク版はDSDV同時待ち受けができないらしい。


Povo eSIMをインストールしてみました。結果、両方のSIMを有効化(DSDV)することができました。


SIMを入れ替えることなく、両方のSIMを同時待ち受けできています。
まとめ
今でも昔のように別のROMに書き換えができる。当時はXperiaZ1とかZ4をCustmized UKとかにしてた。
当時と違いいまは国内版でSIMフリーモデルがあるので、おサイフケータイ等独自機能も失われることなく別ROM化することができる。