Redmi Pad(RAM3GB版)にLineageOSを入れてメディア消費用に使っていたが、それでもRAM不足でアプリが落ちるようになってきた。
そもそものGMS自体が重いのもあり、フルパッケージが入っているLineage(bgN)からSlim版のEvolutionXに変えてみた。
前回
Slim版
通常のGSIと比べて
といった感じになっている。(ビルドする人による)
AOSPのGogapps版でも良いが、AOSPはカスタム要素が全く無いので微妙なのでEvolutionXにした。
DT2W等はPhh settingsの機能なので他ROMに変更してもPhh basedなので問題なく動作する。
他ArrowOSも試したが、起動しなかった。
GSIなのでRedmiPadでなくても利用可能です。
タスクバー削除
タブレットにAndroid12Lを導入すると、下部にタスクバーが表示されます。
EvoXでも同様だが、ジェスチャーナビゲーションにすると表示がバグりアイコンが埋まります。ナビバーのピル非表示でも例のようになるので無効化したかったが、LineageOSと違い項目が無く消せなかった。しかしMagiskモジュールがあったので入れてみたところ問題なく消すことができた。
EvolutionXはPE系なので、
magisk-pe-taskbar-fix-hide.zip で問題なく動いた。
3ボタンはタスクバースタイルから変更できないようです
Zram(仮想メモリ)追加
カスタムROMとはいえ標準では仮想メモリ機能には非対応で、RAM3GBではかなりきつい動作となる。
MIUIでの仮想メモリは増やせる量が少ないのか全然効果がなかった気がするが、GSI環境では効果てきめんでほとんどアプリ落ちが発生しなくなったのでかなりおすすめ。
使い方
モジュール入れただけでは使えず、ADB shellから実行する必要があります。
USBデバッグを有効化し、以下太字の項目を入力し実行する。
> adb shell (adbシェルに入る)
yunluo:/ $ su (スーパーユーザーになる。端末を見てSU権限の許可をする。)
yunluo:/ # zsm (動作確認)zRAM Swap Manager v2022.1.9 (202201090)
Upstream repo: github.com/vr-25/zram-swap-manager
Copyright (C) 2021-2022, VR25
License: GPLv3+Options:
-d[opt] verbose (set -x)
-c edit config w/ "$@" | $EDITOR | vim | vi | nano
-e memory estimates
-n swap_on
-f swap_off
-v version
-r swap_off; swap_on
-s [re]start swappinessd
-t stop swappinessd
-u uninstallyunluo:/ #
zsm単体で実行すると使い方が表示されます。
そのまま zsm -n で有効化してもいいですが、量が少ないのでconfigを変更します。(nano派だからちょっと難しい)
vimの使い方は割愛…
zsm -c
を実行すると
デフォルトではこう表示されます。
矢印キーで”mem_percent=”までカーソルをもっていきます。
「I」キーを押します。これで入力ができるようになるので値を変更します。
66~200辺りに増やします。増やしすぎるとストレージが足りなくなるので注意
変更し終えたら「esc」キーで編集モードから抜けます。
「:wq」と入力しエンターで「保存して終了」します。
終了後は、zsm -r でzramを再構築します。値150でこれくらい増えました。
まとめ
zRAM追加するだけでかなり快適度合いが上がった。
通知音がキモイ音声なので注意(設定アプリが落ちて変更できない)