MIUIのカスタムROMといえばeuROMことXiaomi.eu一択だが、実は他にもMIUIをベースにしたカスタムROMは存在する。(といってもどれだけあるかはあまり知らない)そんなカスタムROMの1つの「MiuiMiX」というROMをチェックしてみた。
MiuiMiX
miuimixは、書いてある通りXiaomi.euと中華版MIUIをベースにカスタムされたROM。機能を見ると、
・スムーズな動作とバッテリーライフの向上のための最適化
・不要アプリの除去(クリーナーアプリもその一つです)
・Magiskをプリインストール
・全ロムのグローバル化
・純正アプリインストーラーから直接システムアプリをインストール(中国ロムから抽出したアプリはインストール時にエラーが出ることがあるので注意)。
・POCOロムにはMiLauncherを上書きインストールしています。→不評なポコランチャーをMIUIのものに変更済み
・アプリのアイコンはPlayStoreのアイコンを踏襲し、透過性を持たせています。
・RedmiNote7の純正カメラアプリで4k 30fpsビデオ、プロビデオ、RAWフォトを撮影可能。
・90Hzのリフレッシュレートを設定から選択可能(venus、alioth/aliothin、gauguin、phoenix/phoenixin、picasso、vayu向け]→120Hzしか選べないものを省電力化できる
・フラッシュ可能なZIPファイルを少し小さくしました。
・全てのロムはリリース前にテストされています。→不具合、文鎮化のリスクが少ない
https://www.miuimix.net/lexicon/entry/21-miuimix-features/
上記ページをwww.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。
といった感じで、euROMよりもさらにカスタムされている。
対応機種 ROMダウンロード
euROMと同様に、MTK以外のだいたいの機種に対応しているが、対応機種は多くはなく非対応の機種もある。
euROMと同じように、MIUIのバージョンにフォルダ分けされており、コードネームごとに機種ばらばらでまとめて放り込まれているので、自分の機種のモノを間違えないようにダウンロードする。
Stableのみ対応しているものもある。
MiuiMiX - Browse Files at SourceForge.net
SourceForgeにもあるが、アップロードされないものがある。
インストール方法
インストールガイドに従う。
Mi11lite5Gの場合はeuROMと同じように、fastbootモードで接続、first install~のバッチファイルを実行します。
Fastboot機種のアップデート時
アップデートをする前に、
(Magiskモジュールをすべて停止させるモジュールのようです。アップデート後、Magiskアプリから再度有効化させることができます。)
このMagiskモジュールをインストールし、再起動させずにFastbootモードに入ります。
その後updateのバッチファイルを実行させます。
使用感、euROMとの違い
検証端末:日本版 Mi 11 Lite 5G
使用ROM:weekly 22.2.9
起動画面が異なります!




セットアップ画面は、ごく普通のMIUI13のものだ。グローバル化されており、日本語もちゃんとあるし、GMSもプリインストール済み。


ホーム画面も至って普通。プリインストールアプリは、Updaterという専用のアップデートアプリとMagiskが最初から入っている。
他は不要な中華アプリも無く、EuROMと同じ感じ


デバイス情報は、by xiaomi.euではなくMMX teamとなっている。「MIUIバージョン」を開くと、置き換えられているのかホーム画面のアップデートアプリが開く。
アップデートアプリはコミュニテイのリンクやチェンジログやバージョンチェックが行える。




翻訳精度はeuROMと同じ程度で、3割程度は英語が残る。MIUIで使える機能はすべてそのまま使うことができる。


グローバル版のStableには無かった、Huaweiでありそうな機能の「サイドバー」や、AIプリローディングという機能が追加されている。(euROM weekyでも可能)



開発者オプションを見ると、MIUI最適化設定はeuROMと同じように取り除かれている。純正MIUIではUSBデバッグの”セキュリティ設定”と”インストール”を有効化するにはMiアカウントのサインインがいるが、これもサインイン不要で有効化できる。
中華フォントは、System wide variable fontをオフにすればUIの中華フォントは無効化される。しかしブラウザ等で表示されるフォントは中華フォントのままなので、どうしてもいやな人はMagiskモジュールを入れよう。


euROMとの大きな違いが?このコントロールセンターで、明るさしか調整できなかったものが、音量もスライダーで調整できるようになっている!!もはや完全にりんごそのものだが、これがPad向けに使えるようになるとかなり良いんではないだろうか・・・
旧版に戻すこともできるが、この恩恵を受けることができなくなる。
不具合、仕様はeuROMと同様です。なのでサードパーティランチャーでジェスチャーできなかったり強制ダークモードが無くなっていたりします。
まとめ
euROMをさらにカスタムして機能が追加されており、またMagiskプリインストールでパッチする手間が無いというのが自分には合っているなと思った。MIUIベースなので致命的な不具合がほとんど無く、MMXチーム内で一度はテスト済みということでインストールしてもおびえることはないだろう。更新頻度やサポートするデバイスは大手Xiaomi.euには劣るが、個人的にはオススメできるROMだ。
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