過去記事の寄せ集めですが、一応完了したので報告
中国版とグローバル版とインド版
現在「Redmi Note 11 Pro 5G」という端末は
- D920搭載 中国向け (pissarro)
- SD695搭載 グローバル向け (veux)
という2種類のものがある。しかし、SoCが全く違うのでグローバル版のROMをそのまま焼くことは当然できない。また、Mediatek製SoCはeuROMことXiaomi.euのサポートが全くされず、カスタムROMも全然リリースされないのでこれも不可。
しかし、インド向けにXiaomi 11iとしてリリースされており、同じD920でPissarroなためインド向けのROMを焼くことで、グローバル化することができる。
追記:グローバル向けにもRedmi Note 11 Pro+ 5Gとしてリリースされることとなったので、インド以外の地域のROMも焼けるようになりました。
多分ProもPro+も同じものが使える。
必要なもの
- ブートローダーアンロック済みの本体
- USBケーブル
- パソコン
- グローバル向けROM
- 中華版ROM(戻す用)
必要な場合
手順
①ブートローダーアンロック
②MiflashでROM焼き
MTKでも全く同じようにROM焼きできます。
clean and lockを選択してインストールすると、リカバリしか起動しなくなります。再度アンロックし、clean allで焼いてください。Lockで焼くことは不可能です。
MTK機は焼くときに画面にいろいろ表示されるのが楽しい
③(オプション)Magisk
※そのままだとSafetyNet通りませんので、必要な場合はMagisk入れてSafetyNetを通す。
使い心地




ちゃんと日本語も使えます。ふつーのグローバル向けMIUIだ。


プリインストールアプリも中華アプリはなく、一般的だ。プリインストールのGooglepayはインド向けなので日本で使う場合は別途ダウンロードが必要。
OTAアップデート対応


公式ROMなので、アップデートも端末のみで簡単に可能。12.5.2→12.5.4に
VoLTE
Povo2.0を刺したが、そのままではVoLTE使えず通信通話できなかったのでいつも通り電話アプリで*#*#86853#*#*を入力して有効化し、APNを入れたところ通信通話できるようになった。
Wifi接続時ステータスバーにVoLTEアイコンは出ないが、通知バーを下すかモバイルデータ通信にすると出ているのでVoLTE待機はできている。
ベンチマーク


グローバルROMを焼いたからと言って、スコアが大きく下がるということは無い。しかしあんつつ50万はゲームターボ無しでは出ないのは変わらないようだ。連続で回しても30度程度に抑えられており、逆にスコアが上がっている。



カメラ


カメラはグローバル版でも60fps撮影が正常に可能だ。シャッター音は”地域”を日本韓国以外に設定すると無効化できる
SafetyNet
一部アプリ(Googlepayや一部銀行アプリ)ではSafetyNetテストを通過しないと動作させることができません。
特にRootしてないが、最近はアンロックしただけでSafetyNet通らなくなります。
Root化を検知して起動しないアプリを動かす方法 - ROM焼き試験場
SafetyNetを通すためにRootが必要という本末転倒な感じになってます。