ついに公式対応
Pixel Experience
その名の通り、Pixelっぽさを追求したカスタムROM。起動画面からセットアップ、初期インストールアプリに至るまでほとんどpixelになる。
ただし、pixelっぽいということはカスタマイズ要素もそこまで多くない。
https://download.pixelexperience.org/
これはPE公式サポートとなっている。アップデートがあれば、公式ページが更新される。もしくはTelegramにて通知される。
必要なもの
- ブートローダーアンロック済の本体
Redmi K40 Pro 中国版 8GB/128GBモデルにて検証
- USBケーブル
- PC
- ROM本体 カスタムリカバリ
https://download.pixelexperience.org/Haydn
専用のリカバリが用意されているので、一緒にダウンロードする。
広告ブロッカーが有効だとダウンロードできないので注意
- MIUI 12.0.5.0.RKKCNXMのファームウェア
Redmi K40 Pro / Pro+ China Firmware V12.0.5.0.RKKCNXM Update | Xiaomi Firmware Updater
fw_haydn_miui_HAYDN_V12.0.5.0.RKKCNXM_cdb31bc683_11.0.zipをダウンロードする
- (オプション)Magisk
インストール方法
リカバリ焼き(初回のみ)
端末をfastbootモードで起動させる。(電源オフ時、音量下+電源同時長押し)
PCと接続し、以下のコマンドを実行してカスタムリカバリをインストールする。
fastboot flash boot_a PixelExperience_haydn-12.0-20211223-1249-OFFICIAL.img
fastboot flash boot_b PixelExperience_haydn-12.0-20211223-1249-OFFICIAL.img
念のため、AB両スロットに焼いておく。
※Bスロットがメインの場合、"fastboot --set-active=a"を実行しAをアクティブにする。
以下のコマンドを実行し、リカバリに再起動する。
fastboot reboot recovery
PEリカバリが立ち上がる。LOSリカバリと同じく、音量ボタンで上下移動、電源キーで決定/実行
Factory reset(初回のみ)
※内部ストレージのデータはすべて削除されます。必要なものはバックアップを取ってください。
Factory reset→Format data
を実行し、データを消去する。
ファームウェア焼き(初回のみ)
Xiaomi特有だが、インストール前のMIUIバージョンによってカスタムROMの動作が変わり不具合等発生することがあるので、指定されたファームウェアを焼く必要があります。
だいたいChangelogに書いてあるので、指定されているモノをインストールする。
Apply update→Update from ADB
でADB sideload待機状態にし、PCと接続する。
以下のコマンドを実行し、ファームウェアをインストールする。
adb sideload fw_haydn_miui_HAYDN_V12.0.5.0.RKKCNXM_cdb31bc683_11.0.zip
Done!と出ていれば完了。
そのままROM本体インストールしようとすると、エラーが出るので、トップ画面に戻り Advanced→Reboot to recovery を実行し、リカバリを再起動する。
ROM本体インストール
ファームウェアと同じように、sideloadでインストールする。
adb sideload PixelExperience_haydn-12.0-20211223-1249-OFFICIAL.zip
ファイル名は適宜ダウンロードしたものに変更してください。
リカバリImgとファイル名が一緒なので注意(焼いても特に起きない)
Total xfer: 1.00x と出ていれば正常に完了している。
0.00xは失敗
Reboot system nowで再起動してインストールは完了
アップデート
設定→システム→アップデート
に多分降ってくると思われる。ダウンロードして適用すれば良い。
もしくはリカバリに再起動し、WipeせずにADB sideloadで新しいROMをインストールする。
使用感
Pixelすぎぃ!
初期インストールアプリはやはりシンプルで、Pixelよりもシェイプアップされていそう
レコーダーがありますが、文字起こしは英語のみでした
通信通話無問題(Povo 2.0で検証)
VoLTEマークが無いのはAOSPの仕様です。
AOSPの機能としてロングスクリーンショットが組み込まれています。
特にこれといったカスタムメニューな要素は一つもない。
バッテリーのパーセント表示ができます。
指紋認証が使えます。速度も爆速です。
顔認証はPixelよろしくありません。
ダークモード対応していますが、ピュアブラックにはならない?
色調整では4種から選べます。
リフレッシュレートは60/90/120に切り替えが可能です。可変リフレッシュレートではないようです。
ダブルタップでスリープ解除も問題なく動作します。
壁紙とスタイルでは、配色テーマを変更することができますが、設定したい色に選ぶことができず、4パターンのうちのどれかしか選べないので不便です。
また、常にスモークかかっているように、テーマの色が被ります。
輝度をさらに下げることで、真っ暗なところでも目に優しくすることができます。
ショートカットキーとして音量同時押しを指定できるようだが、動かなかったのでどうにかならないかと思っていたがクイック設定に出せた。これはベッドで使いまくる自分にはとてもうれしい。
ジェスチャー関連は普通のAndroid感。2ボタンナビゲーションがまだ選べます。
ナビバー非表示にはできません。Magiskモジュール使えば消せそう
純正カメラはショボいAOSPカメラです。
MGC_8.1 を入れてみましたが、3つのレンズすべて使えました。ANXは試してません。
クイック設定項目はAOSPと変わらず、やはりとても使いづらい。もどせ
WidevineはL1。Magisk無しでSafetynet通り、GPayも普通に使えそう。
NFCはコロナワクチン接種証明アプリで普通に認識し使えました。
拡張メモリは無しでした
ベンチ
最近寒いので、わりと冷えた状態で回しているが、antutu78万点も出た。
さすが888
まとめ
- Officialビルド たぶんOTA対応
- 動作は極めて安定 実用性高め
- そのまんまpixel
これでPixelの予行ができるレベルでPixelそのものレベルの出来だと思った。
ただカスタムROMとしてはカスタマイズ項目がとても少ないので物足りないと思った。
UNOFFICIALで良い場合は以下のPixel Extendedのほうがおすすめ